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ー至福ー68
片方の胸の突起は雄介の舌先で転がされ舐められ吸わされ、俺の体はビクビクとまるで浜に揚げられた魚のように跳ねてしまうのだ。 それだけではない、もう片方の胸の突起も雄介に細長くて少し褐色の二本の指で摘んでくる。
こう優しく強く摘んでくる雄介。
舌先で舐められただけでもビクビクと体は反応していたのに、指先が加わる事で二倍になって気持ち良さが俺の体を襲って来るのだ。
「やぁん……あぁん……やぁ……ゆ、ゆう……すけ……」
今日の俺というのは本当にこういう行為に対して素直なのかもしれない。 だって既に涙目で雄介の事を甘えるように見てしまっているのだから。
確かに今まで雄介とは何回もこういう行為に関して体を重ねて来た。 だけど自分がこんだけ素直な気持ちになってヤったのは初めてだからなのか、本当に気持ちがいいという事だろう。
そして急に雄介は俺の胸の突起から唇を離し、
「もう、こういう行為に関して望は恥ずかしくないやろ? だって、俺とはもう何回もシてきたんだしなぁ……しかも、望のココ……今日はもう俺の太もも辺りに硬いのが当たってんねんけど……?」
その雄介の言葉で俺の顔が真っ赤になる。
かつて、雄介がこんな恥ずかしい事を俺に言って来たのであろうか。 もしかしたら雄介の方も今日の俺の様子が分かっているのかもしれない。
そう俺が今まで以上にこういう行為に関して素直だっていう事に……だからきっと今日は雄介にしては珍しくそういう事を言って来ているのであろう。
もう俺の方はどんな雄介だって構わないと思っている。 本当に俺が一生一緒に居たいと思った人物で俺の心の中をも打ち明けた人物でもあるのだから。
ここまで俺の心の中にある扉を開ける事が出来たのは雄介だけだろう。 だから今日の俺というのは本当の自分を雄介に打ち明ける時だと思っている。
だから今日は雄介の為にも自分から動こうかとも思っている所だ。 いつもだったら俺の方は、こうこういう行為に関して無関心っていう程ではないけど、そんな感じな態度なのだからマグロ状態だからだ。
確かに人間なのだから、こういう行為に関して嫌いではない。 だけど好きでもない俺。 痛いからとかではなく、恥ずかしいからだ。
だけどこれから雄介とは結婚するんだから、別にもう雄介とはここまで色々な事があって、もう雄介の事を信じれるようになったのだから二人で色々とやっていうこうと思ったからなのかもしれない。
ビクビクと快感で体を跳ねらせながら、俺は生理的に潤った瞳で雄介の事を見上げる。
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