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ー鼓動ー161
そして暫くすると本当に雄介の方は俺から離れて寝てしまったようだ。
そこに俺の方は安心したようなため息を吐くと、ベッドから立ち上がりトイレへと向かう。
確かに二階にもトイレがあるのだが、今日は一階の方のトイレを選び入るのだ。
そう二階でシてしまって、もし自分の声で誰かが起きて来てしまったら気不味いのは間違いない。 それなら夜はあまり使われない一階のトイレを利用したらいいだろう。
俺は一階にあるトイレへと籠る。
しかしズボンを下ろして下着を下ろして便器にまで座ったのはいいのだが、本当に俺はそういう行為をあまりシた事がないからなのか、本当にどうしたらいいのかが分からない。
とりあえず自分のモノを扱いてみたらいいという事しか今は分からないのだから、とりあえず扱き始める。
だが俺の体というのは正直で、十分位、自分のモノを扱いてみても全くイける感じがしなかった。
「……へ? どういう事だ!?」
俺の体というのは、二人でヤると気持ちいいという事を知っているからなのか、それとも一人でヤるより先に二人でヤる事を覚えてしまったからなのか、本当に一人ではなかなかイけない体になってしまったような気がする。
そこで思いっきり息を吐く俺。
少なくとも今の俺のモノってうのは、興奮状態であったのだから勃ってはいるものの本当に全くもってイける気配がない状態だ。
確かに体は興奮状態ではあるのだけど、流石にそれだけではイけないだけなんだろうか。 やはりそういったDVDを見ながらの方がイきやすいとかなのであろうか。
そんな物が簡単に入らない時代っていうのは、誰かとスるのを想像してイかせていたという時代があったような気がする。
とりあえず俺の方は頭の中で雄介とシている事を想像して、もう一度自分のモノを扱いてみる事にする。
気持ち的に気持ち良くはなってくるものの、やはり想像だけでは何か物足りないような気がするのだ。
「はぁ……はぁ……」
ただただ息遣いだけがトイレの中を支配しているだけなのかもしれない。
イってしまいたいのに、こうなかなかイってくれようとしない体。 本当にどうしたらこの興奮状態というのは冷めるのであろうか。 寧ろどうしたらイけるようになるのかが俺には分からないという所なのかもしれない。
今想像の雄介は俺の後ろの蕾に指を後ろから入れてくれている。
俺の方も真似して後ろの蕾に指を入れてみたらどうなるんだろうか。
試しに後ろの蕾へと手を回してみる俺。
だがなかなか中に指が入れられないのが現実だ。
自分でモノを扱いてイった事がない俺。 そして後ろの蕾に指を入れて入れてったことがないようにも思える。 だからなのか中に指を入れる事を拒んでいるという事なのであろう。
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