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ー至福ー206

 さっきまで今日はそんなヤル気じゃなかった雄介も今では立派にココを勃たせてしまっているのだから、もう逆にやらないってい感じではないのかもしれない。 そこに心の中でガッツポーズをしながら、今日の俺っていうにはかなり調子に乗っている。 そうもっともっと雄介に気持ち良くなってもらいたくて、いつも雄介が俺にやってくれているように、思いっきり口に入る位まで雄介のモノを口の中へと含むと、片手で雄介のモノを扱き舌先を使って雄介のモノの先端部分を舐め始めるのだ。 「はぁっ! ちょ……っ! んん!」  その雄介の詰まったような声に俺の方は満足してしまったいた。 こういつもは見れない雄介の姿に優越感を感じたからなのかもしれない。  俺の方は暫く雄介のモノをそういう風に堪能していると、本当に雄介の方はもう切羽詰まった感じになって来たのか、本当にもう限界とばかりに、 「ちょ、 ホンマ……っ! アカンねんって!」  その訳のわからない言葉に俺の方はハテナマーク状態で首を傾げながら雄介の事を見上げる。 「ん?」  勿論、雄介のモノを口に咥えながらだ。  一瞬そんな姿の俺に雄介の方が固まってしまったように見えたのは気のせいであろうか。 「望のそないな顔見てもうたら……体中から力が抜けてもうて、んっ! もう、イってまいそうになる……っ!」  本当に力を抜いてしまったら、今の雄介の方はイってしまうそうな表情をしている。  しかしこんなにも下手くそな俺でもイけてしまいそうなっている雄介。 しかも腰が引けてしまっているよう思えるのは気のせいであろうか。 もう雄介はこれ以上後ろに下がる事は出来ない。 そこにはもうお風呂のタイルしかないのだから。 シャワーはもうさっきのうちに止めておいたのだから俺も雄介も今はそんなにビチョビチョでは無い状況だ。 寧ろ、こういう行為をしているからなのか逆に体が乾いてきてしまっているような気がする。 そう簡単に言えば自然乾燥してしまったという事だろう。  特に雄介の方はもう体が大分乾いてしまっているようにも思える。 確かに体の熱をモノに一点集中させているのは確かだけど、その間は体にも血が激しく巡ってしなっている状態なのだから、体から熱される熱で体が乾いてしまったという事だろう。  雄介の荒い息がお風呂場内を占領する。 「も、もう……望……許して……っ」  そう何だかこう切なげに言う雄介。 そこに再び俺の方は首を傾げる。 しかも楽しい事、気持ちいい事をシているのに雄介の場合にはこう何で切なげになんだろうか。 しかも何で俺に向かって許してって訴えているのであろうか。 そこは俺からしてみたら謎の部分でもある。

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