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ー未知ー165

 ぱんっ! ぱんっ! と本当に激しくリズムよく、地下室内に皮膚と皮膚が打つかる音が響くのだ。  その度に俺の方は一番気持ちいポイントへと、雄介のモノが辺り、体の中から脳へと快感という伝達が常に行われているような気がする。  この快感という感じる力みたいなのは人間にしかないものだ。  だからこの時を楽しめるのは人間しかいないということだろう。  しかし今日の雄介の動きというのは激しいと思う。 そしていつもはしないようなことをしてきているのは気のせいであろうか。 そう腰を振りながら、俺の胸の突起にも触れてきてるのだから。 「はぁん! ぁん! だめぇ!!」  いつもの雄介にはないような行動と、もう長年こういう行為を続けて来た体というのは、胸だって立派な快感を生んでくれるところにもなっているからなのか、俺の方は思いっきり声を上げてしまっていた。 それと同時に背中も反る。 「おっ! ええやん……中めっちゃ締めてきたで……」  この行為自体は今やそんなに恥ずかしくはないのだけど、言ったことがないような言葉で言われると恥ずかしくなった俺は顔を真っ赤にするのだ。 「はぁ……はぁ……も、もう……!!」  息遣いとともに元から熱くなっていた体が、更に熱くなっていくのだ。  体の中から、いや自分のモノから全身へと血が巡る感覚に、全身の汗腺からじわじわと汗が溢れて来る。 それがやがて玉になってシーツへと落ちシミを作るのだ。  雄介だって例外じゃない。 雄介の方も本当に今日は激しく動いているからなのか、汗の玉が俺の背中へと落ちているのだから。 ただ雄介の場合には、動きながらもその汗を腕で拭っているのであろう。 そうたまにしかその玉が俺の背中へと落ちては来ない。 「はぁ……はぁ……」  そして雄介の口からは男らしいいやこういう行為をしている時というのは、誰しも雄になる。 その男らしい息遣いが俺の背中へと掛かるのだ。 そしてその息遣いはやがて俺の耳側で行われることになる。 「な、バックもええねんけど……バックの状態で座ってもええか?」 「……はぁ!?」  その雄介の言葉に一瞬にして俺は裏声を上げ、雄介の方へと視線を向けるのだった。 「……ん? どういうことかって?」  そう言うと、雄介は俺の腰を両手で持ち、中に雄介のモノを挿れた状態のまま、雄介の足の上へと座らされてしまう俺。 ただ今日はバックのままだったのだから後ろ向きで雄介の膝の上へと座らされる。 「……え!?」  俺の中では若干パニック状態だったのかもしれない。  そういきなりそんな体勢にさせられたのだから。

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