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ー閃光ー143
和也に関しては、きっと俺が雄介と付き合いだしてから、俺のサポートをしてくれるようになった記憶がある。
雄介と初めて喧嘩した時、いや、まだお互いの性格を知らない時に、意見がすれ違ったようなことがあった。
その時、俺と雄介の間に入って仲裁してくれたのを思い出した。
俺からしてみれば、人と関わることや人と付き合う経験があまりにも少なかったから、その時は完全に雄介とすれ違ってしまっていたのだ。
俺の言った言葉で「雄介は勘違いしてるぞ」と教えてくれたのは和也だ。だから和也は俺に「雄介に謝れ」と言ってくれた。そして、後に聞いた話なのだが、俺が雄介に電話しても出なかったけれど、留守電に言葉を残した後、和也が雄介の家に行き、話をつけてくれたことがあった。次の日、雄介が俺に会いに来てくれて、その日に仲直りできた。これも本当に和也がいてくれたからこそできたことだろう。
本当に和也という人物は、俺にとって大親友だ。
さらに、裕実が加わるとパワーアップすると言っても過言ではないような気がする。
とりあえず俺は、雄介の温かい腕に包まれながら瞳を閉じる。
何だかここ数日間、体も心もなかなか落ち着くことができなかったが、やっと雄介の隣で寝られたことで落ち着けた気がする。あまり何も考えずに瞼が自然と落ちてきたのだから。
次の朝、目を覚ますと、部屋からいい匂いがしてくる。
むしろ今日は、その匂いで目を覚ました俺。
まさか雄介が作ってくれているのかと思い、バッと半身を起こしたのだが、雄介の姿は俺の真横にあった。
一瞬ため息をついたものの、「やはり一瞬で雄介が元に戻るわけがない」と思い直し、俺は立ち上がりリビングへ向かう。
まぁ、俺たち以外に四人もいるのだから、その誰かが朝ご飯を作っているのだろう。それに、雄介以外はあまり料理が得意ではなかったはずだが、俺と雄介が島から離れてからはずいぶん時間が経っている。その間に四人の誰もが料理をできるようになったのだろう。
自分の部屋のドアを開けると、リビングには朝の音や匂いが体を包み込んでくれる。
そのおかげで、人間の体や頭はゆっくりと目を覚ましていくものなのだろう。
案の定、俺の体と頭も、その匂いや音だけで目が冴えてきた。
「あ、おはよー!」
そう言いながらフライパンを動かしているのは和也だ。
「おはようございます。望さん」
和也の隣で手伝いをしているのは裕実。本当に裕実は相変わらずの口調だった。きっと裕実の場合、これから先もああいった敬語口調なのかもしれない。
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