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ー閃光ー157
こんなに食卓が盛り上がるのは久しぶりだ。
和也や裕実と食卓を囲むのも本当に久しぶりなのかもしれない。
そして、この三人でいると自然と微笑ましくなってくる。
この四人で集まっていた頃から、もう何年が経つだろうか。
和也と俺は、俺が医者になってからずっと一緒に過ごしてきた。
その後、雄介が俺の働く春坂病院に、仕事での怪我で入院してきたんだ。
最初は患者と医者という関係だったけど、雄介が俺に一目惚れしてきて……。
そんなことを思い出していると、和也か裕実かが話を振ってきた。
「あんまり僕的には、望さんと雄介さんが初めて出会った時の話って、聞きたくないんですけど……お二人はどんな風に知り合ったんですか?」
突然の質問に、俺は頭にハテナマークを浮かべ、目をパチクリさせながら裕実を見つめてしまう。
本当にいきなりだった。青天の霹靂というか、鳩が豆鉄砲を食ったような気分だ。そんな反応をしてしまうのも仕方ないだろう。
まぁ、裕実の隣には和也がいるわけで、そういう話を思いつくのはどうせ和也だ。だから聞かれるのは当然といえば当然だが……。
「……ってか、何で突然そんなことを聞いてくるんだよー」
俺は恥ずかしさと面倒くささ、そして言いたくない気持ちが相まって、裕実にそう返すしかなかった。
「まぁ、望さんがそんな反応するのは当然ですよね。だって望さんの場合、そういう話をするのは苦手なんですから……ですが……」
裕実はそう言いながら視線を雄介に向けた。
「……今は記憶のない雄介さんのために、話してもらえませんか?」
「……へ? あ……あー? ん?」
俺は裕実の言葉にどう返していいのか分からず、曖昧な声を漏らしてしまった。
きっと、この話については和也と裕実が前もって相談していたのだろう。
裕実から俺に話を振れば、俺が話してくれるだろうと考えたのかもしれない。
確かに、俺は昔から裕実には答えやすかった。和也のことを信用していないわけではないけど、やっぱり裕実の方が確実に信頼できる。だから、裕実から質問されると自然と答えてしまうことが多かったんだ。
それに今は、記憶喪失の雄介にとっても思い出話が重要かもしれない。
二人の考えが見えたところで、仕方なく俺は雄介との出会いの話を始めることにした。
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