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ー閃光ー211

 俺はその和也の言葉に一瞬黙ってしまう。確かにあまり痛くはないような感じはするのだが、まだまだ俺の方は雄介のを挿れる時に痛みはあるのだから。 「もしかして、俺が言ってることにピンって来てねぇ?」 「えー? あー、ぅん……?」  こうハッキリとした答えが言えないのが俺だ。しかも視線を天井の方へと向けてしまっているのだから、当然和也にはバレバレなんだろう。 「……って、ローションっていうのはだなぁ……本当に男同士で体を重ねる際には絶対的なアイテムなの……だってさ、ソコは女性のように濡れてこないだろ? いや、むしろ女性だってソコは濡れてこないんだけど……濡れてこないからこそ、人工的に作った液体で、ソコを濡らして、更に滑りを良くして中に挿れやすいようにしているんだけどな」 「ぁ……」  と今の和也の説明で、変に納得してしまった俺。  確かに和也の言う通りなのかもしれない。  俺は医者なのだから、そういうところに関しての知識っていうのは余計にあるのだから、そこまで説明してもらえば十分にローションの役割っていうのが分かったのだから。 「んじゃ、何で、雄介の挿れる時に痛いんだろうな?」  それを本当に素で言ってしまった俺に、何だか和也の視線が完全に俺の方へと向けられたような気がしたのだが、俺の方はむしろ無意識に聞いてしまっていたのだから、別に気にすることはなかったように思える。 「……え? まだ、挿れる時に痛いのか?」  何でだか和也が恐る恐る聞いて来ているのは気のせいであろうか。 「え? あ、あー、まぁ……」  それに別に気にすることなく答える俺。 「あー、んー……どうなんだろうなぁ?」  急に和也が普通答えてくれるようになったのは気のせいであろうか。 「そこは、よく分からないんだけど……雄介のソレがでかいのか? 望のアソコが狭いのか? って感じかな?」  それを聞いて、急に我に返ったというのか、自分が和也にどんな質問をしていたのかが分かったのか、俺の方は急に顔を真っ赤にさせ、 「あ、あー、今の聞かなかったことにしてくれ……」  とやっとそこで今まで和也に質問していた意味が分かったのか、顔が赤くなってしまったことを悟られないようになのか気付いた時には顔を俯け手のひらで顔全体を押さえるのだ。  そこへ裕実がお風呂から上がって来たようで、 「えー? どうしたんですか? 望さんが顔を真っ赤にして……え? また、和也が望さんのことを恥ずかしい目に合わせたんですかね?!」  とやはりこういう状況を見れば、裕実は当然和也を疑うだろう。 「いや、違うって! これは……絶対に俺のせいじゃないからなぁっ!」 「じゃあ、何で、望さんは顔を真っ赤にさせてるんですか!?」  完全に和也のことを疑っている裕実は、和也のことを問い詰めるのだった。

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