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ー閃光ー216

「そうかもですねぇ」  そう言って俺たちの方も雄介とは反対側の部屋へと向かうのだ。  そしてクローゼットに入れておいた布団を出すと、床へと敷き横になる。  もしかしたら裕実と二人で一緒に寝るのは初めてなのかもしれない。 「……って、裕実と一緒に寝るのは初めてなのかもな……」 「ですね……それはそれで新鮮でいいんですけどね。それに、毎日のように体を求められては僕の方も疲れてしまいますから……」  その裕実の言葉に俺の方は反応してしまい、半身を少し起こすと目を丸くしながら裕実の方へと視線を向けるのだ。 「……和也はいつもそんな感じですよ。でも、僕的には本当に和也のことが好きなんです……なんていうんでしょうか? 優しくて面白くて、それに、僕の事を一番にかんがえてくれるところが本当に好きなところなんですよ」 「あ……」  俺は思わず口にしてしまっていた。  まさか裕実がそこまで和也のことを推しているとは思っていなかったからなのかもしれない。  それの俺からしてみたら、和也といh人間はかなりのお調子者で時にめんどくさいと思うのだから。でも、確かに裕実の言う通り、裕実には特に優しいのかもしれない。それに裕実のことを一番に考えているのは間違いない事実だ。  それを俺を目の当たりにしているのだから。 「やっぱ、和也のいいところはそういうところなんだよなぁ。確かに、裕実の言う通り、和也は優しいし、裕実のことを一番に思っていてくれているのは側から見ても間違いないもんな」 「そんな和也のこと、僕は本当に好きなんです」  そこまで言うと、裕実は俺の方へと視線を向けてきて、 「望さん……和也のことは悪い風に言わないで下さいね。本当にいい人なんですからぁ」 「え? あ、ああ……まぁ……」  俺的には全くもって和也のことを悪いとは思ってはいないのだが、時々なんか言ってしまっているようにも思える。俺的には悪いとかそういう意味で使っているわけではないのだが、きっと裕実にはそう聞こえていたのであろう。それならなるべく気を付けないとなのかもしれない。  そんな話をしていると、隣の部屋からは何だか体を重ねているような甘い声が聞こえてきているのは気のせいであろうか。  きっと裕実の耳にも入ってきているようで、俺と裕実は無言で視線を合わせるのだった。 「え? まさか、二人でシてるってことじゃないんでしょうね?」  そう焦ったように聞いてくる裕実。  そんな裕実に俺の方もどう答えたらいいのかが分からないというのか、当然、裕実と一緒でパニック状態なのかもしれない。 「え? あ、あいつら、な、何してんだろうなぁ?」  と完全に言葉だって吃ってしまっているのだから。

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