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ー閃光ー220

「……っ!」  確かに、想像しながらなら、気持ち的に自分の体が盛り上がって来たように思える。  ずくずくと自分のソコに血流が集中的に集まってきているような気がするのだから。  本当にこんな状態というのは、全身を今血液が巡り続けているのだから、体が熱くなってくるのは当然なのであろう。  だからこういう行為をしている時の男性っていうのは、体から必ず汗という汗が流れるのかもしれない。  血液が全身という全身を巡って、自分の中心部へと集まる。  本当に本当にまるでスポーツをした後みたいに全身が熱い。  当然息も上がってきているのだから。  しかし俺の体っていうのは、本当にダメだ。  こうも自分で上下へと自分自身を動かしてみても全身が熱くなっていくだけで、こういつものように「イく」とか「イきたい」とかっていう感覚にはならない。 「ダメか……」  と思わず口にしてしまっていた。  隣からはそういった雄介の甘い声が聞こえてくるのに、本当に自分の体は全くもってイこうという気にもならない。  ただただ今は息が上がるのと、体中に汗がベタつくのが残っているだけだ。  ここまで来ると、医者にでも行って治療っていうわけではないのだけど、何か病気ではないかと思ってしまうほどだ。  本当に今は自分の体を恨んでいるのかもしれない。  熱かったからなのか、布団から勢いよく出ると、半身を起こす。  そこで思いっきり呼吸を繰り返すのだ。  布団の中は熱かったし、さすがにあれだけの呼吸を繰り返していれば酸素濃度が低くなってしまったのか息が余計に苦しくなってしまったからだ。  とその時、 「の、望さん……大丈夫ですか?」  と裕実に声を掛けられ、 「え? あ、ああ……だ、大丈夫だから……」  と少し動揺しながらも答える俺。  そんな俺に裕実の方は気付いてくれるだろう。  そう裕実は俺が半身を起こしてから、ずっと俺の方を静かに見ているのだから。 「え? 何?」  そう笑顔で言うと、裕実の方は、 「本当に大丈夫なんですかね? 何だか今の望さん息が上がっているように思えるのですが……」  と俺が思っていた通りの言葉に、何でだか俺の方は安心したような息を吐いたのは言うまでもないだろう。  しかも裕実の場合には、本気で俺のことを見つめてまで聞いてきてくれるのだから、本当に真剣に心配してくれているっていうのが分かるくらいだ。 「まぁな……とりあえず……が原因だよなぁ?」  さすがに裕実の前でも、ちゃんとした言葉には出来ず、反対側で和也が雄介にそういった事に関して指導している部屋の方へと視線を向ける。すると裕実の方もそれに気付いてくれたらしく、和也たちがいる部屋へと視線を向けるのだ。

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