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ー閃光ー222

「……へ? 何?!」  と返事をすると、今度裕実は俺の方へと視線を向けてきて、何だか俺のことを見上げているようにも思える。 「望さん! 僕ではダメですかね?」 「……へ? はぁい!?」  未だに裕実が俺に言いたいことが分からない。 だからなのか気付いた時には声が裏返ってしまっていた。 「あー、あの……あのですね……隣りの部屋で、和也と雄介さんが……その……そういう事をしてるわけですし……その……僕たちっていうのは男性なのですから……ソコが勃たないわけがないですしね……だから、その……それに……望さんもきっとそういう気になっていると思いますし、気持ちは違うのかもしれませんが、体が限界っていう感じがしまして……だからその……今日は僕たちだけでシようというのか……もしかしたら、望さんの体は雄介さんじゃないとイけないのかもしれませんがね」 「……へ?」  その言葉を聞いて一瞬で顔を赤くする俺。  まさか俺の体っていうのは、雄介じゃないとイけなくなってしまったっていうことが裕実にバレているとは思ってなかったことだ。 「あー……いや、そ、そんなことはねぇよ……だ、だいじょうだから……その、心配すんな……」  と俺の方もそんな風に裕実に突っ込まれるとは思ってなかったのか、更に動揺を隠せないでいる。 「だ、大丈夫? って感じがしないので、心配なんですよー。それに、僕だって、体的に勃ってきてしまっているのですから……」  そう急に裕実は俺の腕にまで腕を絡ませて俺の顔を見上げてくるのだ。  そんな裕実の行動に俺の方は声にならないような声を上げる。なんというのか喉から先上手く言葉にも声にもならないのだから。  何だか俺の中では本当にこの状況が分からない。確かに、隣の部屋から雄介の甘い声が聞こえてきて、俺の方も実は限界で、だけど自分ではイけないし、勿論裕実もこの状況で勃ってしまうのは間違いない。好きな恋人が隣りで甘い声を上げているのだから気にならないわけもないのだから。だからって、俺と裕実とでスるのは違うような気がするのは気のせいであろうか。  だけど俺だってソコが完全に勃ってしまっている。人のことは言えないのだが、本当にどうすることも出来ないでいる。だけどここで裕実とヤってしまうのはいいのであろうか。そこも迷うところだ。  今のこの状況がなかなか整理できないでいる俺。いや頭がそういう方向に向いているのだから、頭が回らないって言った方がいいのかもしれない。  確かにそういう行為っていうのは思考を完全に狂わせる行為ではあるのだけど、本当に頭が回らないような気がする。それなら一回イってしまった方が楽なのだが、俺の体というのはきっと雄介ではないともうイけない体になってしまったのであろう。

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