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ー閃光ー223

 しかし裕実の性格っていうのは、俺からしてみたら素直な性格に思える。  そう恥ずかしがりながらもそういう欲とかっていうのをハッキリと言えるのだから。  俺なんかはむしろそんなことを口に出来るような性格ではない。  さっきの裕実からの問いからは、全くもって裕実と俺とでの会話っていうのがない。いやむしろ俺がちゃんと答えないから俺と裕実の間で会話が無くなってしまったのであろうけど。  確かに裕実の言う通り、男性なのだから、隣から聞こえてくる甘い声や雄介の存在に俺のムスコさんが勃ってしまっているのは確かだ。そしてもちろんイきたいとも思っている。  自分でヤっても無理な俺の体。  本当に何回も挑戦しているのに、全くイこうとしないところが難関だと思い始めている。それに自分でスるなんてこと僅かにしかシたことがない俺。逆に言えば、雄介に出会う前、一人でスるなんてことをしたことがなかったのに、よく病気にならなかったな。と変に感心してしまうほどだ。  医者なのだから、そういうことに関して体から出さなきゃいけないっていうのは分かっているのだけど、なんせ今までの人生、勉強ばかりでまるで俺の方はそういった知識っていうのは無かったのだから。それに今の時代はネットで見れる時代なのかもしれないのだけど、俺の時代っていうのは、そういった関係のビデオを買うか? 借りるか? しないと見れなかった。もし例え俺がそういう知識でそういったビデオを借りるか? 買わなきゃいけないのだったら、借りたり、買ったりなんて出来なかっただろう。そういう性格でさも邪魔していたのだから。  しかし今体はそういう関係のことで大変なことになっているからなのか、頭の方も当然そういうことから離れてくれないようだ。  こういうことを考えないように、他の方に頭を回せばいいのであろうか。  そんなことを思っていると、俺の隣寝ている裕実から甘い声が聞こえてくる。  自分のことで精一杯過ぎて、裕実のことを忘れていたのかもしれない。  例え俺が一人でイけなくても、きっと裕実は一人でイけてしまうのであろう。しかも自分のムスコさんを上下に擦り上げれば簡単にイけると思う。  そう俺の体だけがイけないだけなのだから。  俺の方は一人大きなため息を吐くと、そういうことを裕実にハッキリと言えるわけもなく、小さな声で、 「裕実……」  と声を掛けてみる。  だけど裕実の方は布団の中で横向きになって猫のように丸まって自分のムスコさんを握って上下に動かしているようで、小さな声では全く俺の声が聞こえてないようにも思える。  今の裕実に気付いてもらうには、大きな声よりかは体に触れてみた方がいいのかもしれない。

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