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第42話

アキラは大きい。 とにかくアルファにしても身体が大きい。 だからソコもそうだろうとは思っていた。 まあ、それまでも、シンや他のアルファの【現場】を見てしまって、アルファのモノが凶悪であることは知ってたし、それがまだ子供のようなオメガを貫いていたのも見た。 だけど。 シンのは更に凶悪だった アルファ独自の根本にコブのある陰茎がさらに恐怖を増す。 アルファが出すまで抜けないのだ。 引き裂き擦り貫き、ミサキの中で達するまで。 1度等で終わらないことも知ってた。 ミサキは靴と靴下以外は剥かれた姿のまま、ベンチの上で後ずさりする。 「無理。無理無理無理、死んじゃう・・・・」 ミサキは泣き叫ぶ。 純粋な恐怖だ。 なのに。 浸るように匂うアキラの匂いに、頭がクラクラしているし、そんな中でもミサキのペニスはそそりたち、先から雫を零しているし、孔は欲しがりヨダレを垂らしている。 なにより。 もう同意のキーワードを与えてしまった。 アキラのスイッチを入れてしまったのは自分だ。 アキラが本能を破壊して、ミサキの項を噛むのを止めるためだったとはいえ、アキラに許してしまった。 「可愛い・・・俺の。俺のぉおおおおお!!!」 アキラはジリジリさがるミサキを見下ろしながら吠えた。 金色の目が歓喜と、そして、何故か焦りのようなモノで満たされていた。 逃げようとした身体は腰を掴んで引き下げられ、持ち上げられた。 尻をつかまれ、熱いモノをあてがわれる。 ヒクヒクと孔がほしがるのがわかる。 ミサキにもアキラにも。 「嫌・・・怖い・・・怖い・・・!!!」 ミサキは泣いて身を捩ろうとするが、強くつかまれ動けない。 オメガでなければ肉が弾けるほどの強さで掴まれている。 ベータのためにシンがオメガを抱く理由がわかる。 本気でベータをアルファが抱けば、残るのは肉片だけだ。 決して本気になってはならない。 アルファが抱いても大丈夫なのはオメガだけなのだ。 「お願い・・・やめて・・・」 無理だと分かっているのにミサキは懇願し、泣く。 同意のキーワードを与えてしまった。 もう無理だ。 アキラは唸った。 先でミサキの孔の上を軽く擦る。 「ダメだ・・・アイツのをここから掻き出して・・・俺のを・・・渡さない渡さない渡さない!!!」 アキラの声は嗄れ、掠れ、苦しげだった。 「何で何でアイツなら良いんだ!!!!同じアルファなら俺でも!!俺はずっとずっと好きだった!!!」 アキラの声は悲鳴のようにも聞こえた。 掻き出す? アイツなら良い? その言葉にミサキは違和感を覚えた、が、それどころではなかった。 先で孔を擦られて軽く開かれていたからだ。 濡れた音はアキラのモノもミサキの孔も濡れそぼっているからだ。 グチャ グチャ 硬いソレが孔の入口で浅く擦る。 熱いそれの硬さ。 欲しがるソコはそれに喜び、もっと欲しいと涎をさらに流す。 ああっ やだぁっ ああっ ミサキはこすられるだけで、ペニスから射精してしまった。 射精し痙攣する身体を、アキラは歯を食いしばりながら見ていた。 アキラの身体が震える。 身体に血管が浮かびあがり、筋肉のスジが盛り上がる。 目が血走り、耐えているのがわかる。 アキラが限界にいるのがわかった。 本来なら、ミサキの傍に来た瞬間に貫き犯していただろうことが。 「お前の為なら何でもするのに!!!何でアイツなんかに!!!」 アキラが、叫んだ。 そして。 ミサキは一気に奥まで貫かれた。 それは。 確かに。 ミサキを殺すモノだった。

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