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第45話

腹からペニスの形が浮かび上がるほど突き上げられた。 人間なら死ぬそれを、ミサキは悦んで受け入れた。 子宮への道を犯され、そこで放たれることを教えられた。 カプセルを埋め込まれているから、妊娠することは無いが、オメガの身体はそれを喜んだ。 もっと欲しがり、子宮口をアキラのペニスの先に吸い付かせた。 アキラが顔を歪めて声を上げてミサキの肩に手形をつけてしまうほど、ミサキのソコは貪欲だった。 アキラの力は凄まじく、ミサキがオメガでなければ、ミサキの両肩は肉ごとはじけ飛び骨まで砕けていただろう。 オメガの身体の耐久性は。 アルファ以上に強いからこそ。 オメガはアルファに応えられるのだ。 ドクドクと子宮へ向かって放たれるアキラの精液をミサキは搾り取るようにして受け取った。 もっと 確かにミサキはそう言った。 熱くて満たされる孔が、嬉しすぎたのだ。 もっと。 もっと。 与えられたかった。 アキラは萎えることなく、またうごき始めた。 孔の形を自分の形に変えようとする執拗さがそこにあった。 アキラはそこに自分のモノを満たすことに執着した。 時に、ミサキに搾り取られ、獣のように叫びながらも、ミサキに注ぎ込むことに狂った。 「俺の俺の俺の俺の・・・俺だけの!!!!」 アキラは叫び続けた。 アキラもまた、初めてのオメガに狂っていた。 抑制剤を限定的とは言え使いながら、オメガへの欲求を抑えてきた。 それはアルファとして、どれほど耐え難かったのかがわかるほど、アキラは我を失っていた。 そして、抱いてるオメガは。 アキラが誰よりも執着しているミサキなのだから。 「ココも俺のだ」 アキラは子宮への道だけでは我慢できず、ミサキの結腸をも犯し始めた。 ミサキは。 本来子供を得るための場所ではないソコでも。 アキラの腕を噛み締めながらよろこんだ。 そこでもアキラの先を何度もしゃぶらせて。 孔全てで絞りとり、蠢いて欲しがり、注がれる度に全身で喜んだ。 満たされていく。 ミサキはオメガにアルファが必要な理由を知る。 それは快楽の形をした認証だった。 孔を変形させられ、ゴリゴリにこすりあげられながら、快楽を貪る。 だが、その快楽の向こうにそれはあった。 アルファの熱。 アルファのペニス。 アルファの精液。 それらの向こうに。 認証がある。 認証されるのだ。 ミサキの存在そのものが。 その感覚は絶対的なものだった。 それこそが、オメガの快楽の根源だった。 ミサキは欲望に汚いこのオメガの身体を嫌悪していた。 欲望に支配されるこんな身体なんて、と。 だけど。 アルファと初めて【接続】して、そこにミサキはたどり着く。 コードを識別されて、入ることのできる空間で初めて受け入れたかのように。 それは。 絶対的な肯定だった。 オメガに変化してから、拒絶してきた自分への圧倒的な肯定だった。 わからない。 これが何なのか、自分がなににアルファを通して繋がったのかわからない。 だけど。 その認証は。 快楽と同じくらい、圧倒的な喜びをミサキに与えた。 ミサキは自分からアキラの腰に脚を搦めた。 自ら淫らにうごき始める。 どう動いたらもっと気持ちいいか。 もっとアルファが感じられるか。 もう、それをミサキは知っていた。 「ミサキ・・・?」 一瞬我にかえったアキラは声をあげたが。 次の瞬間には、ミサキと共に。 ドロドロの快楽に沈んでいった。

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