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第73話

またアキラは自分の寮の部屋のドアを蹴り破って入った。 ミサキを抱えてきたのを察知した段階で、アルファ達は渋々寮を立ち去っているだろう。 他のアルファ寮や教室や番のオメガの部屋で夜を明かすだろう。 まだアキラとやり合うつもりがアルファはいない。 アルファは負けることが嫌いなのだから。 勝機のない闘いはしないのだ。 アルファの一生は闘争だからこそ。 アキラはミサキをベッドに横たえるまで、は精一杯耐えたのだった。 そこからはミサキの服を紙のように引き裂いた。自分の服も引きちぎって脱ぐ。 ミサキの細い脚を開いた。 そこには甘く濡れて、欲しがりひくつく孔があり、アキラは唾を飲んだ。 舐めたい、と思ったがそれよりも飢えの方が強かった。 そこにぶち込み、出したい。 その飢えがアキラを支配する。 甘い匂い。 ミサキから常に香る匂いは、溢れ出していた。 吠えた。 獲物を喰らう獣のように。 アルファはオメガを喰らって生きる。 毎夜貪らずにはいられない。 ミサキに憎まれていることに胸がどんなに痛んでも。 嫌がるミサキの身体に火をつけて、受け入れるようにする卑劣さに、自分に嫌悪しても。 ミサキを喰らわずにいられない、そんなアルファである自分が醜くてたまらない。 だけど。 だけど。 今はミサキから、ミサキが欲しいと言っている。 待ち焦がれていたミサキが自分から腕を伸ばしてくる。 我慢など。 有り得るわけがなかった。 叫びながらのしかかり、小さな孔に凶悪なペニスを押し当てて一気に貫いた。 ミサキが貫かれながら、ペニスから迸しらせながら、歓喜に泣き叫ぶのを、快楽と悦びで煮えた頭で見ていた。 自分のペニスに串刺しにされてヒクヒク痙攣しているミサキは、可愛くて可哀想で、美味くて食い尽くしたくてたまらなかった。 「たくさん・・・たくさん・・・してやる、いっぱい出して・・・いっぱい突いてやる」 アキラは唸るように言った。 ミサキの中が絡みつき、ミサキがそれを望んでるのがわかる。 求められる嬉しさと飢えの両方で、アキラは激しく突き上げる。 ミサキが欲しいのはコレだと知っているから。 「もっと・・・もっとお・・・」 ミサキが泣き叫んで、自分を欲しがっている。 華奢な壊れそうな身体を抱きしめて、さらに酷く突き上げる。 こわれないと知ってるからこそ。 嫌がるミサキですら犯さずにいられないのに、自分を求めるミサキを貪らわずにすむわけがなかった。 止まることなく叫びながら突き上げ、その孔を蹂躙した。 ひぎいいぃぃ ひぐぅぅぅぅ ミサキは汚い声て喚く 美しい顔は歪み、痛みのような、苦しみのような、快楽に焼かれているのがわかる。 アキラは食い入るように其の顔を見る。 涎も鼻水もたれながし、泣き叫ぶミサキは 、だからこそいやらしく、可愛いかった。 こんなに何もかもをさらけ出してくれてる。 そう思うと愛しくてたまらない。 ミサキの好きなところをゴリゴリと擦ってやる。 そこはアキラの好きなところでもある。 そこをそうしてやると、ミサキの中は喜んでアキラのペニスに吸い付いてくるからだ。 あぎいいい あひいいい 濁った声でミサキが喚く。 ミサキの細い背中が反り返る。 尖りきった乳首が突き出されたようになる。 アキラに毎日舐められ吸われて噛まれたそこは、いやらしく発達した性器だった。 ゴリゴリとペニスでミサキの中を擦りながら、口の中で蕩けることが分かってるその甘い乳首を齧ってやった。 きもちいいいいいいい ミサキが悦び、アキラもそれを堪能した。 口の中でいつもまでも可愛がってやりたい。 ミサキの中は複雑に絡みついてくる。 アキラも唸る。 搾りとられそうだから。 「出してぇ・・・だしてぇ・・・」 ミサキがねだるから、アキラはそうすることにした。 オメガの身体が1番求めるもの。 アルファの精液をその身体に。 孕ませたい。 とアキラは思った。 でも。 ミサキは嫌がる。 避妊のための薬を飲み続けるだろう。 だから子供は作れない。 でも。 でも。 いつか。 いつか。 ミサキに子供を産んで欲しい。 アキラは願ったが、それが無理だということはわかっていた。 決して実を結ぶことのない精をそれでもミサキの中に注ぎこんだ。 子供を望むことのないミサキは。 それでもその精を喜んだ。 オメガの本能として。

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