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第6話 日々のの振り返りをしたがない人間が多いのはある意味当然だよな

「はぁ、何でこんな事になったんだろうな」  あの後とりあえず今日は家に帰宅して自分の部屋に横になった俺の第一声がそれだ  本当は止まる予定だったんだけどな。まぁ、さすがにあの状況で予定通り泊まれるほど俺は肝が据わってる訳じゃねえからなしにした。あんな事があったあったんだ当たり前だ  それに1人になって冷静にで考える時間が欲しかったしな。けどそれはあいつといたら絶対に無理だろからな  マジでなんでこんな事になったんだろうな。今日はただあいつの家でゲームをしたり、漫画を見るだけの予定のはずだっのに  まさかあいつの家に酒があるなんてな。てか多分あいつの話から自家製梅酒だよな?  あれって確かアルコール分の度数が1度以上の場合って犯罪になるらしいから結構低いはずだよな。それで酔うってことは俺どんだけ酒に弱いんだよ。あとおまけに泣き上戸って事もわかったな  あーこんな理由でそんな事実知りたくなかった。代償が自分の秘密と恥ずかしい願望の暴露。でもって初体験って  ………はぁ。これ幾ら何でもダメージデカすぎじゃね。マジで厄日だ。しかもその元凶と付き合うって。 「………ん?」  いや、まてまて、待て!これってよくよく考えたら俺結構めちゃくちゃな事やってないか?  冷静に考えてマジでなんで付き合うのオッケーしたんだあの時の俺は。普通に考えてありえないだろ!? 「ったく本当に厄介だな。面倒くせぇ。」 付き合うのを了承した理由は何となく分かってる。あいつの人たらし能力の高さが原因だ  それにあいつのあの何処か縋っているようにも感じた真剣な瞳。ありゃ多分普段から親しい人間なら尚更断れないだろうな  何せ根っからのいい奴だからな。そんな風にあんなまるで捨てないでくれっていう犬や猫みたいな目で見られたらな。チャラそうな見た目とのギャップの効果がすごかったんだよな 「はぁ」 あっまたため息が出たな。ため息をすると幸せが逃げるんだっけか?これ以上の不幸は勘弁してほしいってのに  確かため息をして気分が落ち込むとそれに引っ張っられてパフォーマンスが低下するんだったか。あっ、いやでも逆の説もあったな。確かため息は深呼吸だから逆に脳に酸素が行き渡るからいいんだったか?  ………なんで俺はこんなどうでもいい事について考え出してたんだ?…やべまたため息が出そうになったな。とりあえず現実逃避の思考はここまでにしないとな  とりあえず今日あった事を振り返ってみるか  えぇっと確か日曜だから朝からあいつの家に遊びに行ってまずは一緒にアニメを見て、そん時に飲み物を出してもらってそのまま飲んだんな。  この時に気づいてればあんな事にならなかったのにアニメに夢中で大して気にしてなかったんだったな  でもって見終わった後はゲームをしてんだよな。まずマ◯リオカートをしてその後にス◯ブラをやって………この後からの記憶がないんだよな。ただ熱くなって喉も乾いていたから結構飲んだような気がする 「あー多分これも原因だよな」  その上その後に目覚めたら何故かベッドの上にいたんだよな。しかも響と一緒のベッドに寝ているっていうオマケ付きで  あの時マジで声を上げなかった俺はよくやったよな。いやなんもメリットなかったけども。てか寧ろ逆に俺の大声をあいつの目覚ましにしてやってもよかったんじゃないのか?いや、やった方がよかったな。てことは失敗したな  まぁ、もう終わった事を気にしても仕方ないか  で、その後は体や着ている服に違和感を感じてまさかと思って服が変わっているのを確認したらあいつが起きたから自分の想像が間違ってる事を願って質問してみたらまぁ、そんな都合のいい事がある訳もなく想像通りの結果だったわけなんだよな それだけでも最悪だってのに自分のセクシャルやら願望やらを泣きながら自分で暴露してたとかもうマジで俺の体力は0なんだが。その上更にいつの間にか付き合う事になっていたとか  泣きながらっていうところでもうマイナスにまで突入していってたな  ………酒に興味がある訳じゃねえからどっちでもいいって思ってたけど 「酒に強くなる方法今度調べておくか」  でも今回は記憶が残ってない事だけ不幸中の幸いだったかもしれないな。もし記憶が残ってたらあいつから聞いた俺自身の醜態を全部覚えてるこのになってたからな  他人から聞かされるのもダメージでかいけど、自分の記憶に残ってる方がもっとでかいだろうからな  てかそもそも酔って間に色々起きすぎだろ。アニメか漫画かよ  んで散々ダメージを食らった後に付き合う事にしたあいつの理由を聞いてブチ切れだんだよな。 ………俺、あんな声出たんだな。初めてかもしれないな。あんなに大声を出したのも、あんなにムカついたのも、あんなに自分の事以外で感情が動いたのも  それなのに、よくあの状況で期間があるとはいえ俺は付き合う事に頷いたな  今思い出しても少し不思議な気分だ。あの時のあいつはいつも通りの笑顔に見える  けどその目だけはいつもと違って普段の明るさはあるんだが、その奥には今にも泣きそうなのを隠してる気がした  その瞳のせいかまるであいつが寂しくて泣き出しそうな小さな子供のように見えた。そしたらいつの間にかあいつと付き合うのを受け入れていた。何となく見捨てたくないって思った  なんであいつがそんな風に見えたんだ?それにもしあれが俺の勘違いじゃないとしたらあいつはなんであんな辛そうな目をしてたんだ?  透にそれとなく聞いてみるか。あいつなら何となくでも何か分かってそうだし。もしかしたら本人から何か直接聞いてるかもしれねぇし  でもなぁ、あいつに相談すると碌な事にならなそうで嫌なんだよな。結果的にはいい事をするんだけどその過程が酷い場合があるからな  しかもあいつ全部知ってるんじゃないかって思うぐらいに色々見透かすから隠し事も大してできねぇのがまた面倒だ  学校で会ったら絶対にあいつ何か言ってくるよな。でもってあいつが何をしてくるかわかんねーし。あーもう面倒くせぇ

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