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第1話②
おじさんは俺を深緑の3人がけのL字ソファーに座らせるとぶっとい手で俺の顔を撫ぜてきた。耳には荒い息を囁かれて恐怖が増す。
「はぁ...やっぱり若い子はいいなぁ」
腕や腰を人差し指で体のラインを確かめるように撫でると次は感触を味わうように大きな手で触られた。
「脚が細くて折れてしまわないか心配だよ」
膝だけ剥き出しの黒ズボンに手がのばされる。
空いていない膝の周りギリギリを文字をなぞるように触られた。
ゾワゾワしてきた。全身のゾワゾワが膝に集中して切なくなってきた。
「ぁっんん」
そんな剥き出しの膝を突然クリクリと撫でられた俺は情けない声を出してしまった。
「おや、膝が弱いんだね。もっと弄ってあげよう」
親指の腹が膝を往復し、仕上げに息を掛けられる。
俺は足を空中に飛ばしてガクガク震わした。
「開脚しながら腰を浮かしてオムツを替えて欲しいのかい?」
「ちが、違います...」
「でも苦しそうだから脱ぎ脱ぎしようか」
服を脱がされてあっという間にパンツだけになってしまった。
綺麗だと言ってくれるのは嬉しいけど震えてしまう。
そんな恐怖と恥ずかしさでグルグルな俺に追い討ちをかけるように紳士は口にした
「じゃ、パンツ交換しようか?」
はぁ?
何を言ってるんだ?冗談かと思って苦笑いしていると紳士はズボンを脱ぎ始めた。
「おじさんはね、パンツ交換するのが大好きなんだよ。自分の大事な所に一日中密着したパンツは自分自身だと言ってもおかしくないと思わないかい。そんな自身 を捧げあって相手を想いながら己を扱うのは美しい愛の行為だと思わないかい」
はあ?パンツが己とか言ってるけど、パンツの中でシゴいてただおなってるだけじゃねぇーか。
灰色の落ち着いたデザインのパンツを脱ぐと
ビール缶ぐらいの太さで俺よりもデカイ聖棒が飛び出た。
目が飛び出そうになってるよヒロくんってクスクス笑われた。ソファーに座っている俺に聖典の教えを説くように優しく語りはじめた。
「あのねおじさんはね、人の体内に己を入れて本能の赴くままに致すのは野蛮だと思うんだよ。相手側の負担が大きすぎる。
だからねパンツ交換をするんだよ」
いやいや可笑しいだろ、モノ出しながら何言ってんだよ。
「可笑しいと思っているねぇ。でも痛い思いはしなくていい。君の神聖なる悪戯な膜 は護られる。体験してみたらわかるよ。さぁおじさんと一緒になろう」
紳士の聖棒が教えを説くことに喜びを感じたのか赤黒く膨らんだ。
俺の膝裏に腕を入れると軽々と抱き上げてやっぱり愛の儀式をするにはベッドだねぇと荒い鼻息が頬にあたる。俺は無抵抗でベッドへ運ばれた。
優しくベッドに下ろされ俺が口を開く前に
興奮で手汗びっしょりなおじさんの手が俺のパンツに伸びた。
「さぁ、儀式をしよう。これで、これで君と結ばれるんだ、パンツに愛と欲望を染み込ませよう!」
結ばれる?パンツで?このおじさんと?イケメンで今まで色んな女共を転がしてきた俺様は最後は可愛い子と一緒になるのが世の中の決まりなんだぞ?
俺がパンツで結ばれてしまう訳ないだろ
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