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※※※   那智には何回か誘われてはいたが、何度も犯されたことを盾に、腰が痛いだの尻が痛いだの言えば那智は諦めてくれた。俺が断る事に那智は風呂場やらトイレで抜いているようだった。  ・・何回も断ってばかりだと、またも那智の逆鱗のスイッチが入る可能性もある。  そんなことを考えた俺は、今回は仕方なしに那智に身を預けるしかなかったのだ。 「っ、ぅ・・、も、そこ・・っ、いい、から・・っ」 「俺が可愛がりたいんだ。もう少しだけ・・、」  服が邪魔だとシャツもパンツもひん剥かれた俺は、今何も身に付けていない状態で、那智にされるがまま愛撫されていた。  先程から乳首ばかり弄られているから先っぽが那智の唾液まみれで、ひたすら弄られた先がじんじんしていた。  再びあむっと乳首を咥えられると、口の中の唾液が絡まった舌が乳首を捉え、舌全体でねっとりと転がされるのだ。  もう片方の乳首は、指先でくりくりとつままれ弄られると、那智の唾液をまとっていることで、まるで両方の乳首を舐められているように錯覚してしまう。  ・・これは、やばいかもしれない、・・・刺激が、強すぎる、 「ひ・・・っ、ま・・、って、せん・・ぱ・・、ッぁ」 「ん、咲良、可愛い。もしかして、ここだけでイけるんじゃないか?」 「・・そ、・・んな、・・こと、・・・ぁ・・、あッッ・・」  まさか乳首だけで、なんて・・・、そんな考えは一瞬で消え失せてしまった。やめてと那智の頭を手で抑えるが、力が入らない今の体では抵抗は無意味だった。  そして背筋がビリッとした感覚で包まれ、頭がチカチカしたと思えば、膨張した下腹部から白濁の液体がびゅっと弾けた。  息を切らす俺を見下ろした那智は満足気に笑うのだ。 「・・ふ、まさか本当にイけるなんてね」 「っぅ・・、待ってって、言ったのに・・・」 「でも気持ち良かっただろう?可愛かったよ、咲良」  涙目の俺を覆いかぶさるように抱き締めると、太ももに那智のテント張ったものがぐりっと当たるのだ。 「っ咲良、」 「ーーひ・・、ぁ・・ッ」  那智は自らの指をたっぷりの唾液で濡らすと、前回類の前で無理やりされた時から触られていない股の奥に、するっと指を滑らせるのだ。 「ま、・・って、おれ、・・イった、ばっか・・・、あ・・ッ」 「・・ああ、だからかな。中がもうぐずぐずだよ」  男なんだから濡れる訳ないだろう、と言う前に、中で円を書くように指をかき回され、那智の性器が入るように拡げられていくのだ。  長くごつごつした那智の指が、俺の中をちゅぷちゅぷとかき混ぜるだけで腰が浮き、先走りがとぷっと溢れた。 「ああ、こんなに溢れさせて・・、」 「や・・っ・・・、ーーぅあッッ」  そんな俺の性器を那智はじっと見ていると思えば、あむっと咥え、舌を這わせるのだ。  ぎょっとしたのもつかの間、先走りをちゅっと吸い上げ、俺と目が合うと那智は恍惚な笑みを浮かべた。 「ん、美味しいね。咲良の味は」 「・・っぁ、・・や・・ッぁ・・・、せん、ぱ・・・ッ、」  指で俺の中をぐちゃぐちゃと乱しながら、溢れる先走りを舌で絡め取られると、ぱんぱんに膨れ上がった性器の熱を発散させたくてたまらなかった。  すると、那智は亀頭の浅い部分を濡れた唇でくぽくぽと出し入れしながら竿をしごくのだ。  那智はちらっと俺の反応を確認すると、口角を上げた。 「ひっ、ぅ・・・ッ、ぁ、・・や、だ・・それ、・・や、・・ぁ・・ッ・・、」 「凄いよ、咲良。どんどん溢れてくる」 「っ、ぁ・・・ーーぁッッ」  那智の暖かい粘膜に包まれながらびくびくっと体が仰け反った瞬間、脳内で火花がパチパチと弾けた。  先からどろっとした体液が溢れ、びりびりと脳が痺れたのもつかの間、しまった、と思った。那智が性器を咥えていたのを忘れていたのだ。  ばっと顔を上げて那智を見ると、躊躇なくごくん、と飲み込んでいた。 「っな、なななな、・・な、ちせんぱ・・っ、今、飲ん・・・ッ・・・?!??!」 「ん、?ああ・・・。咲良の体液だからね、無駄にはできないよ」  今さらっと怖いこと言ったなこの人。  すると那智はぐいっと口を拭うと体を起こしたと思えば、太ももの裏を持ち上げながら足をぐいっと外側に開かせるのだ。 「咲良・・・、入れて欲しいか?」 「な、ち、せんぱ・・・、ッあ・・・ぅ・・・、」  俺が答える前に、股の奥に亀頭をぬちゅぬちゅと擦り付けるこの男は、かなり意地悪だと思う。ヤる前までは俺が優位に立っていたのに、今では俺が那智に翻弄されている。  俺からは入れてくれなんて絶対に言うもんか。焦れったい下腹部の感覚に、目に涙をにじませながらも、余裕そうにこちらを見下ろす那智をきっと睨んだ。

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