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「奥まで突いてやるし、何回もイかせてやるからさ」 「・・ね、いーでしょ、咲良」  ぐっぐっと腰を密着されると、ズボン越しの先が入口を押すのだ。  漏れ出ている先走りが尻にまで垂れ、ローション代わりの円滑剤となるが、それと同時に椎名のズボンを汚した。 「ぁ・・・っ、ぅ・・、ぁ・・・ッ」 「・・わ、俺のズボンめっちゃ濡れてんだけど。咲良、感じすぎじゃない?」  ジャージで良かったーっと呟いた椎名は服が汚れることにも構わず、硬くなった先をひたすら擦り付けられると腰がぶるっと浮いてしまうのだ。 「っ・・ぅ、・・・ッ、感じて・・・、ない・・ッ、から・・っ、」 「・・咲良さあ、さすがにそれは無理があるよ。こんなにべたべたにしてさ、よく言うよ」 「嫌いなヤツのでさ、こんなにぐちゃぐちゃになっちゃって、どーなってんの、この体」  椎名の目の前でゆらゆらと揺れている性器をきゅっと握られたと思えば、そのままぐいっと上げられ、閉じている窪みがくぱっと開いてしまうのだ。  すると、縦に割れて開いた局部にぐっぐっと椎名の性器を押し付けられ、もどかしい刺激に体が仰け反ってしまう。 「ぁ・・ッ、・・や・・、だ・・・っ」 「・・ね、咲良。もっと声聞かせてよ。我慢しないで」 「ッ、だれが・・・っ、」 「強情だなー、・・ま、嫌いじゃないけど」  すると体をこちらに倒され体が密着したと思えば、両手を束ねられ頭の上で押さえ付けられてしまうのだ。 「ッな・・・っ!」 「・・ほら、こっちも弄ってやるからさ」  すると下腹部に腰が密着し、窪みにぐりぐりと衣類越しの熱を埋め込まれ、同時に性器もしごかれてしまうのだ。  そして椎名はその間、ずっと俺の顔を見ていた。思わず顔を逸らすが両手を塞がれたこの状況では声を抑えることもできなかった。 「ーーひ、ぁ・・・、ぁ・・、ッぁ・・・っ、」 「あは、いー声でんじゃん。あー・・・、咲良が俺で気持ち良くなってんのって、何か、いいね」 「ほら・・、もっと聞かせて、咲良の可愛い声」  未だ尿道口から先走りが漏れている性器は、しごかれるたびにぐちゃぐちゃと音が鳴り、押し付けられている股の奥もじんじんと疼いてしまうのだ。 「っぁ・・、ぅ・・、あ・・・ッ」 「っ、あー・・・、これ、俺もやばい。服越しなのに咲良にもってかれそー・・」 「・・ね、咲良、ちゅーしたい。・・・していい?」 「っや・・・、め・・ーーんん・・ッ」  やめろ、と言う前に唇を塞がれると、舌先をちゅっと吸われ、濡れた舌が口内を埋め尽くすのだ。  舌の先から根元まで絡み付いてくる椎名の舌は熱くて、脳が溶けてしまいそうだった。  甘く口付けられながらもぐちぐちと性器をしごかれ、椎名のものによってぐっぐっと窪みを押し広げられ、もう、限界だった。 「は、・・咲良さ、イきそうだろ。いーよ、見ててやるから」 「ッ、・・・ぁ・・っ、ぁ・・・やだ・・や、ーーーぁ・・ッッ」  瞬間、頭が真っ白になり、腫れ上がった性器からどくんと白濁の液体が溢れると互いの腹を汚すのだ。 「っ、ぁ、・・ぅ・・・、」 「あー・・、泣いちゃった、大丈夫ー?」  するっと涙が流れ落ちる頬を撫でられると、達したばかりの体はびくん、と震えてしまうのだ。 「あ、イったばっかだと体びくびくしちゃうよね」  ごめんごめん、と言いながらも手を下腹部にまで滑らせていく。 それを紛らわすかのように、 「・・どう?嫌いなヤツにイかされた気分はさ」 と、こちらににこっと笑いかけるのだ。  ーーこいつは、本当に性格が悪い。 「ッ・・、最悪に、決まってんだろ・・っ」  最悪、と言われながらも椎名はだよね、とまたも笑うのだ。  こいつは一体、何を考えているのか。 「ーーま、嫌いとか最悪とか言われても、俺は好きにやらせてもらうから」 「・・・ーーぁ・・ッ」  股の奥を指の腹ですりすりと撫でられると、そのまま指先がつぷっと中に沈んでいく。  根元まで埋め込まれた指二本が内壁を拡げると背筋が震えてしまう。達した直後の体はびくびくと震えるばかりで、抵抗するだけの力も残っていなかった。 「や・・・っ、ぅ・・ッ」 「んー・・・、ちょっとキツいけど、イけるかな」  何が、と聞く前に分かってしまった。  椎名は指をずるっと引き抜くと、口を開けたままの下腹部に自らのぱんぱんに膨張した性器をちゅぷっと宛てがうのだ。  ひやりとしたのもつかの間、どんどん腰が近付けられていってしまう。 「ッや・・・っだ、・・ぬ、け・・、よ・・ッ」 「は、ここまでやって、抜くわけないでしょ。・・・つか、本当キッツいね、処女みたい」  閉じた内壁をかき分けて沈んでいく椎名の性器は入れる時より大きくなっていって、そんな酷く膨張している性器に中を押し拡げられていくのだ。 「っ、もうちょい・・・、」 「ぅ・・っ、」  溢れる涙が頬を伝って机を濡らし、心の中で朝日を想った時だった。  ーーバンッ  突然大きな音を立てて開いた扉から、心の中で想っていた人物が姿を現したのだ。 「・・・あさ、ひ、」  現れた人物の名前を、掠れた声で呟いた。  これが、最後の記憶。  こんな姿を見られたショックからか、それとも助けに来てくれた安心感からか、俺の意識はここで途切れてしまった。

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