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 全くあいつらは、と先程の生徒会の連中の話をしながら朝日の部屋に二人で向かっていた。  だが部屋が近くになるにつれ、なぜだか徐々に朝日の口数が少なくなっていってしまった。  そして部屋の扉の前まで来ると、ガチャッと扉を開けた朝日は握っていた俺の手をぐんっと勢いよく引き、中へ入れるのだ。  バタン、と音を立てて扉が閉まると同時、扉を背にきつく抱き締められた。俺の首に顔を埋めた朝日は余裕がなさそうに熱い息を吐くのだ。 「········咲良、·····いいか?」  そう耳元で呟く朝日は俺の返事を待たずしてズボンの隙間から手を差し込んでくるのだ。下腹部をまさぐる手がパンツをずらし、窪みにつぷっと指先を入れられると、朝日の背に手を回してぎゅっと服を掴むことしかできなかった。 「ま····っ、て·····、あさ、ひ·····っ、シャワー·····」 「いいから。そんなの」  集中して、と片手を背後の扉に押し付けられると、俺は完全に朝日から逃れられなくなってしまった。  閉じかけている内壁をまさぐる指がどんどん深くまで入ってくると朝日は良かった、と安心したように息を吐くのだ。 「あれから、誰ともヤってないみたいだな。中、少しキツい」 「·····っ、ヤるわけ、ないだろ。そもそもあれからずっとお前と一緒にいんだから、それはお前が一番分かってんだろうが」  中の感触を確かめるようにぬちぬちと内壁をえぐると、それもそうだなと呟く朝日は二本の指でくぱっと中を拡げるのだ。 「っぁ、·····ぅ、·····ッ」 「·····なあ、もう、入れたい」  朝日はそう余裕なく息を吐くと、固く膨張する性器をへその下にぐっと押し付けてくるのだ。  びくっと肩を揺らし、待ってと制する俺を気にすることなく、あっという間にズボンとパンツを脱がされてしまった。  朝日も自らのベルトを手際よく緩めると、片膝を持ち上げられ、脈打つ亀頭を股の間に埋められてしまう。 「ーーぁ·····ッッ」 「·····っ、咲良…、」  そしてほとんどほぐされていない股の奥の肉をかき分け、腫れている性器が一気に入ってくるのが分かった。  久々の朝日の熱に脳まで痺れるようで、目の前がチカチカと反転してしまう。そんな俺の様子を見る朝日は気持ちいい?と笑うのだ。 「·····っ、おく…、だ·····め、·····あ、さひ、······っぁ ······ッ」 「いいだろ。咲良の一番深いとこまで、俺を入れてよ」  むり、と首を振る俺の瞼に口付けた朝日は 「ちゃんと掴まっててな」 と内ももをぐいっと持ち上げてくるのだ。狭い肉壁をずりずりとピストンする熱に思わず体をよじると、「逃げるなよ」と囁く朝日の熱い息が耳にかかった。  そんな朝日のかすれた声に思わず心臓が跳ね、朝日の首にぎゅうと腕を回すと、くしゃっと髪を撫でられるのだ。 「好きだ·····、咲良。すっごい好き。·····もう、他の奴には、触らせないから」 「·····っうん、おれ·····っも、あさひ、だけが、いい·····っ。あさひが、いい·········っ」  ちゅ、と朝日の頬に子供じみた口付けをすると、朝日の性器が中で膨張するのが分かるのだ。  そして奥底の凝りを捉えられ、凝りごとぐちゃぐちゃと内壁をほぐされると、腹の奥に熱が溜まっていってしまうのだ。 「·····中、震えてるな。いいよ、イって。イってる顔見せて、咲良」 「ーーッ、や·····だ、みな·····、いで、あさひ····っ、·····ッぁ、·····い·····っく·····、い··く······ッッ」  きつく抱き締められ、凝りをずりゅずりゅと下から押し上げられると、腫れた性器の先から呆気なく熱が弾け、朝日の服を汚した。  そして奥に打ち付けられると同時に、中で性器がどくんと跳ねると、腹の奥が朝日で満たされていくのが分かるのだ。  朝日の熱に溶かされる心地良さで、もう朝日さえいればいいと思った俺は朝日の体温に包まれたまま、静かに目を閉じた。

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