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汎愛《洸弍side》2
綾くんはキスをしながら俺の服を脱がし始めた。
俺はもう酔いが回ってどうでもよくなってた。
綾くんに抱かれるなんて、これ以上ないくらい嬉しい。
綾くんの口は俺の乳首へと移動し、乳首を舐めると同時に俺のズボンを下げて硬くなった俺のモノを扱いた。
「あっ…アアッ!ア、…ん、アッ!」
あまりに気持ち良すぎて声が出てしまう。
「可愛いな洸弍」
綾くんは嬉しそうだ。
そして口を下半身に移動させ、俺のモノをくわえ始めた。
「いいか、フェラはこうやるんだよ」
そう言って、綾くんは俺のモノを扱きながら口を動かした。
ゆっくり、早く、ゆっくり、早くを繰り返して。
「あん!アアッ!アッ、アッ…気持、ち…アアッんっ、んんっんっ」
ピチャピチャなり響く音が更にイヤらしい。
舌を尖らせて裏スジを舐め、口に含んで転がして。
もう気持ち良すぎておかしくなりそうだ。
「や…あ、綾くん、イク!アアッ、イク!イク、イク!イッちゃうっ」
そして俺は綾くんの口の中に精液を出した。
綾くんはそれを自分の手に吐き出し、手に馴染ませた。
「よく出来ました」
そして俺を四つん這いにさせて、精液のついた手で俺の秘部に指を入れた。
初めは一本、最終的には三本出し入れしていた。
「そろそろいいかな」
綾くんが俺の秘部に硬くなったモノを押し付けた。
指で準備が出来ていたため、すんなり根元まで綾くんのモノが入った。
繋がったことが嬉しかった。
綾くんはゆっくり腰を動かして後ろから突いた。
「力抜け。締め付け過ぎだ」
「だっ、てぇ…」
「まぁ仕方ねぇか」
そう言って綾くんは腰の振りを速くした。
この香りが好き。
綾くんがいつもつけてる香水と、汗の匂いが入り交じって媚薬みたいた。
どうして兄貴なの?
どうして俺は兄貴の弟なんだろう。
一番になれなくてもいい。
こうして綾くんを感じられるならこのままの位置でいい。
「あ、ん!おかしく…なりそうッ」
好き。
大好き。
綾くんのこの香りに包まれて、溶けてしまいそうだ。
「アアッ!ん、アッアッ、イ、ク…!綾く、ん…!イク!イク―…」
「洸弍―…」
そして綾くんは俺の中に精液を出した。
それから風呂に入った記憶はあるけど、そこからの記憶は無かった。
でも、綾くんと繋がれたことだけは覚えていた。
嬉しかった。
それから何度か綾くんに抱かれるようになった。
本当に俺は綾くんが好きだよ。
でもこの想いを綾くんに告げたら、きっと困ってしまうだろう。
だから、このままの距離でいいと思った。
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