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第9話**

※無理矢理描写があります **** 男は僕を路地裏に連れて来るなり、僕の両手を一纏めにして壁に押さえつけた。そして耳元で荒い息をしながらこう言った。 「……俺はお前の本当の父親だ。ずっと探してたんだせ。くそっ、あの夫婦のせいで見つけられなかったんだ………だけどようやく見つけたぜ。まさかこんな近くに住んでたとはな………」 僕はあまりの衝撃で頭の中が混乱していた。 この男が僕の父親………? どういう事………? 「あの日お前を犯した時から、あの感覚が忘れられねぇんだ。お前の中は暖かかくていい締め付け具合だったなぁ。また俺に味わわせてくれよ、なぁ。1回ヤッたんだし、2回も同じだろ?」 ………え? 僕とこの男がヤッた…………? いつ……? 「なんだ、その顔。覚えてねぇのか?あれはお前がまだ小いせぇガキの頃だったかなぁ。嫌がるお前に無理矢理突っ込むのは快感だったなぁ。」 ……………嘘だ。 そんなの絶対嘘だ…………… 「なんだよ、だんまりかぁ?涙流しちゃって可愛いなぁ。そんなにショックだったか?俺とお前は血が繋がってんだよ。だからこっちの相性も最高。見ない間にまたエロい顔になっちまって。…………堪んねぇなぁ。」 そう言って舌舐めずりをして、男は僕の唇を舐めてきた。 ショックのあまり動けない僕を他所に、男は僕の口に無理矢理指を突っ込み、舌を絡めてきた。 「………んぁっ…………ん……んぅ…………」 初めてのキスに僕は意識が飛びそうになった。 無意識に出てしまう声を止める術もわからない。 「なんだよ、エッロい声だしやがって。堪んねぇなぁ。こっちも触ってやるよ………」 男は僕の服を捲り上げて、口内を蹂躙しながら胸も触ってきた。乳首の先端を指で弾くように触られ、初めての感覚に僕はただ喘ぐしかなかった。 「………んっ………やぁ…………んぅ……」 繰り返し舌を絡め取られる感覚と、それと一緒に流れ込んでくる男の唾液、そして胸への刺激。 僕は昔から性的な事にはあまり関心がなかった。1人で処理する事も少なく、自然に任せる事の方が多かった。 全てが初めての由妃にとってこの行為は、あまりにも刺激が強すぎた。 立っていられず、膝をガクガク振るわせると、 「腰抜けちゃったのか? ………ははっ、初心な反応も堪んねえなぁ。じゃあもっと良い事しようか。」 そう言って、男は僕の下半身を弄り始めた。 太ももから徐々に手を滑らせていき、僕の急所へと手を伸ばした。そして揉み込むように、ジーンズの上から弄った。 「………んんっ………んっ………あっ……」 続く口内への刺激の合間に僕の喘ぎが漏れた。 抵抗しようにも手も口も塞がれて自由に身動きが取れない。 「おうおう、もうこんなに固くして。早く触って欲しくて堪らなかったのか?いいぜ、直接触ってやるよ。」 男は何の躊躇いもなく僕のジーンズのチャックをずらし、パンツの中へ手を入れてきた。 「ははっ、ぐしょぐしょじゃねぇか。こんなに我慢汁こぼして堪え性ねぇなぁ。そんなに気持ちよかったのか?じゃあ、こっちは……」 そう言って、男はおもむろに僕の後肛へ手を滑らせた。先程の僕の我慢汁をそこへ撫で付けながら、しっとりと中指を中へ入れた。

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