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第35話**
「ぐっ……あ"ぁぁぁっ……………」
今まで感じたどの痛みよりも強く、中が裂けてどうにかなってるんじゃないかと思うぐらい強烈な痛みが走った。
部屋には僕の悲鳴が無常にも響き渡っていた。
「い"たぃ………い"だっ……ゃめっ………」
「ハハっ、慣してないのに入ったじゃねぇか!やっぱり由妃は俺の事を受け入れるようになってんだな?」
僕の声を全く無視して、ガツガツと奥を突き続けた。肌と肌がぶつかる音なのか、僕の中が裂けて血が出ているからなのか、パンパンッと卑猥な音が響いていた。
気持ち良さなど欠片もなく、只々痛かった。
「ぃ……い"たぃょ……とまっ…て……んぅ…」
痛みに耐えきれず涙が流れた。
鎖で繋がれている為、涙を拭う事もできず、だらしなく泣き続けて抵抗の言葉を口にするしかなった。
「やっぱり由妃は泣き顔が世界一可愛いなぁ。もっと虐めたくなるぜ……はぁ、堪んねぇ…」
ベロっと僕の涙を舌で舐めとると、そのまま僕の口へ移動し口内までも捉えられた。
逃げても逃げても舌を絡め取られ、吸われ、何度も何度も唾液を絡ませられた。
「んぁ………ゃっ………」
抵抗しようと顔を背けると、今度は両手で頬を固定され、抵抗すらできない状態でまた口内を犯された。
まるで逃げても無駄だと伝えるかのように、言葉ではなく行動で訴えてきた。
「ん……はぁ………んむ……ぁっ……ん……」
その間も繰り返される抽出に、意識が遠のきそうになった。
そうだ………、
いっそ意識を無くしてしまった方が楽かもしれない。こんな苦痛に耐えるぐらいなら何も考えたくない。
でも、そんな僕を見越したかのように、雅由は僕のものをいきなり鷲掴みにした。
「い"っ…………」
あまりの衝撃に落ちかけていた意識を覚醒され、またこの悪夢に引き戻される。
「わざと落ちようと思ってただろ?由妃の考える事なんてお見通しなんだよ。悪い子にはお仕置きが必要か?」
ゾッとするほど威圧感のある声で言われ、僕は本能的に抵抗する気力を失くした。
この人に逆らってはダメだ。怖い、怖い、怖い…
「ご……ごめんなさ……ごめ……んなさぃ…」
「由妃は俺のものだ!俺の言う事だけ聞いていればいいんだ。……わかったか?」
「……はぃ……ごめん…なさぃ……
僕は……あ…なたの………もの…で…す……」
「ハハっ、そうだ!由妃は俺のものだ!忘れるなよ?」
その瞬間、僕の中の何かが壊れた。
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