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第3話 甘い思い出
昼休み屋上にふたりで走って行った
電気室の裏側が絶好の隠れ家
「薫 好きだよ」
俺は煽られっぱなしの延長状態だ
抱き締めて深いキスをしようとすると
「ダメダメ! まずはお昼ご飯食べてからねっ。じゃないと食べ損なうから」
確かに昼飯は大事ですけど……
並んで食べているだけなのに,こんなに幸せを感じる。顔が締まらない!何度もチラ見している俺に、
「大好き人と食べるってこんなに幸せなんだね」
同じ事を思っている! 奇跡だ! 薫は俺の肩ににおでこを擦り付けて甘えてくる。
シャンプーの香りが堪らなく俺をそそるんだ。
「いい匂いだな薫は.。うっ~ムズムズして来る」
「誠だっていい匂いだよ。俺もムズムズしてきちゃう」
ク~食べてる場合じゃないよ。
「薫早く食べて~ 俺は終わったよ!」
「ごめん! 急ぎます!」
その間ずっと薫の腰に手を回して抱き寄せる。
「はい! お待ちどう様!」
「はい! お待ちしてました!」
何を為ていても可愛い薫! こんなに好きになるなんて自分が信じられない。
キスは深く深く互いの口腔を弄り
唾液は厭らしく混ざり合い、溢れ出そうとする雫を飲み込むふたり。
息が荒くなる。
「アア~ンン~まこちゃん好き」
俺は薫のワイシャツを捲ると薫の素肌に優しく触れる
そして胸の尖端を摘まんでみる。
「アア~ンンアア~アッアッ~ハズカシ~」
「気持ちイイ? 可愛いよ薫」
初めて乳首を触り口に含んだ。
チャイムがなりやがる!ついてない!
「かおちゃん、またしてあげるからね
今日は終わり」
薫はトロンとしたまま動かない。
俺は、薫を立たせると、ワイシャツをズボンの中に入れてやって最後のキスをしてからダッシュで教室に戻った。
そう……それから一週間後、
薫の家で俺たちは完全に結ばれたんだよな!
薫!おぼえてるか?
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