21 / 36
第22話 薫……
俺たち暫し笑いあい転げ回った。
まるで高校生だよ。
「無くなっちゃうだって!アハハ~困らせてやるぞ~」
「嫌だ!だめ~無くさないで~クククもう~誠は~」
薫が随分リラックスしてきたな。
「薫の溶か為ちゃぇ~」
俺は可愛いそれを咥えこむと、
思う存分舐めまくった。コロコロと陰嚢を揉み込むと、またまた可愛らしく喘ぐ薫。
優しく頭を撫でやりながら、
「嬉しいよ。また薫に触れられるなんてさ」
「まこちゃん……本当有難う。僕も幸せ!
じゃあ、次は僕がまこちゃんに優しくする番だよ」
薫はそう言うと、そっと抱き締めてくれた。
「まこちゃん好きだよ」
「俺も薫が大好き」
互いに深く深く交わりたくて
舌を絡め唾液を垂らしながら
貪り合う。止まらない止めたくない。
頭がクラクラするほどのキスなんて初めてだ。もっともっともっと! 背中に回した腕は骨が軋むほどに抱き締め合う。
「まこ……横になって」
薫は頭から顔中にキスをしてくれる。
耳穴に舌が入りこむ。それから静かに耳たぶを甘噛みされた俺は思わず喘ぐ。
「まこ可愛いよ……」
無意識に左側を強請っている俺を見て、
「昔とちっとも変わらないね。左側が感じるんだものね」
アア畜生~堪らねえ。胸を掴まれ優しく揉み込まれるとアアア~薫が俺に触れている実感を噛み締める。
優しく微笑んでくれる薫。
そっと乳首を舐められ吸われる。
「ダメ~ソコ~デソ~ニナル~」
「左攻めで出しちゃう? 一回出しておこうね」
薫は反り立つそれを舐めまわして、
先走りの雫と唾液でとろとろにして
扱いてくれる。
「かお~イイ~アア~ンンッアッアッアッ」
「まこの美味しかった!」
「飲んだ?」
「まこのだもの一滴も溢さない」
「薫キスして」
柔らかな唇を重ねてくれる。
「まこのお尻舐めたい いい?」
「あまり綺麗にしていな……」
フフと笑う薫が物凄く男前に見える。
「まこのなら喜んで綺麗にしてあげるから。だから気にしないで感じて」
俺をうつぶせ寝にしてお尻を優しく舐める。お尻全体をマッサージしていく。
そして後孔を舐め始める。
それを繰り返し繰り返し……舐める回数徐々にが増えていく。
「ローションはないけど、無添加のハンドクリームがあったからそれ使うね。
痛かったらすぐ言ってね…… 我慢しちゃ駄目だよ」
薫は自分の唾液とクリームを混ぜて、
後孔に塗り込みながら、優しく優しく解してくれる。
気持ちが良いよ。どうしようもなく気持ちが良い。入り口を撫で回されると
それだけでもイキそうになる。
まだまだイキたくない。薫にキスをせがむと、一度仰向けにしてくれて、
唇を吸い上げ乳首にキスを落とす。
また優しくうつぶせ寝に戻されクリームが塗られる。
だんだんとマッサージが激しくなり、
指の腹で押され入り口を少し強引に刺激してくる。
あっ! 人差し指が入った。
「まこ力抜いてね、そう~上手」
薫の指が軽やかに遊び始めた。
ともだちにシェアしよう!