22 / 36

第23話 これで……

薫の指は滑りを纏い蕾を優しく解していく 「体辛くない?少し仰向けしていい?」 俺は薫の腕の中で抱き締められながら 身を任せていく 「まこトロンとしてる~気持ちがいい?」 「気持ちがいい~の指が凄くいい~」 「よかった!もっと気持ちよく為るね」 両脚を開かせられ 腰に枕を当ててくれた 「ほらまこのここが僕も僕もって 触るとクチュクチュ言ってるよ」  「ああ~ああ~かお~気持ちイイ~ 舐めて~」 薫は鈴口に舌です舐めながら すぽっとくわえこむと 舌と唇で扱いている 「オイイヒ~」 根元を上下しながら 「蕾が欲しがってるよ まこちゃん」 指が二本はいった  「イャ~ンン~」 中を優しく掻き回しながら 前立腺にタッチする 「カオ~アアッアア~ヒャ~ンダメダ~ンン」 触られるたび体は跳ね上がり 意識が飛びそうになる 「ハアハアハア~~ンダメダメ~イイ~グ~」 厭らしい音がグチャグチャと 響くのが遠くで聞こえる 自分の意思とは関係なく 涎が垂れている 「まこの涎舐めちゃうよ 美味しい~」 指が三本になると動きが激しくなった 前立腺へのタッチもパラパラパラパラ 連打され はっきり言って気が変になりそう 「カオカオカオ~イク~ナカイキ~ギャ~ ハァ~」前も後も攻められ、何度も何度も 泣きながら果ててしまった。 涙と鼻水と涎でグチャグチャ。 下は白濁と腸液でグチョグチョ。 「馨は意地悪すぎる~泣いちゃった」 「可愛いまこが沢山見られたから嬉しいよ」 恥ずかしくて薫にしがみ付いて顔を隠すと頭を優しく撫でくれる。 「幸せだったよ」 ポツンと呟く薫の声は震えていた。 気持ちを切り替えるかのように、少し声を張って、 「シャワー浴びましょ!まこちゃん!」 俺は大袈裟に首を横に振り、 「嫌だ! もっとこうしていたい」 薫は笑いながら部屋を出行くと、 温かなタオルを持ってきてくれた。 「簡単に拭きましょうね、ガヒガヒなると後が困るから。うん? 気持ち良いでしょう? お尻もキレイキレイにして」 「薫は甘々だね」 「当然でしよ! こんなに可愛いまこなんだから。これでも足りないくらい」 「じゃぁキスして」 俺には不似合いなほど可愛く強請る。 「おねだり上手ですね」  そう言うと、優しく優しくそして激しく貪り尽くすようなキスをくれる。 離さないでくれ! お願いだっ! 離さない! 出来ることなら! どんなにどんなに抱き締め合っても 不安なんだ。怖いんだ。 だからもっともっともっとって! 貪り合うんだ。縋り合うんだ。 そうだろう? 薫!

ともだちにシェアしよう!