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第23話 これで……
薫の指は滑りを纏い蕾を優しく解していく
「体辛くない?少し仰向けしていい?」
俺は薫の腕の中で抱き締められながら
身を任せていく
「まこトロンとしてる~気持ちがいい?」
「気持ちがいい~の指が凄くいい~」
「よかった!もっと気持ちよく為るね」
両脚を開かせられ
腰に枕を当ててくれた
「ほらまこのここが僕も僕もって
触るとクチュクチュ言ってるよ」
「ああ~ああ~かお~気持ちイイ~
舐めて~」
薫は鈴口に舌です舐めながら
すぽっとくわえこむと
舌と唇で扱いている
「オイイヒ~」
根元を上下しながら
「蕾が欲しがってるよ まこちゃん」
指が二本はいった
「イャ~ンン~」
中を優しく掻き回しながら
前立腺にタッチする
「カオ~アアッアア~ヒャ~ンダメダ~ンン」
触られるたび体は跳ね上がり
意識が飛びそうになる
「ハアハアハア~~ンダメダメ~イイ~グ~」
厭らしい音がグチャグチャと
響くのが遠くで聞こえる
自分の意思とは関係なく
涎が垂れている
「まこの涎舐めちゃうよ 美味しい~」
指が三本になると動きが激しくなった
前立腺へのタッチもパラパラパラパラ
連打され
はっきり言って気が変になりそう
「カオカオカオ~イク~ナカイキ~ギャ~
ハァ~」前も後も攻められ、何度も何度も
泣きながら果ててしまった。
涙と鼻水と涎でグチャグチャ。
下は白濁と腸液でグチョグチョ。
「馨は意地悪すぎる~泣いちゃった」
「可愛いまこが沢山見られたから嬉しいよ」
恥ずかしくて薫にしがみ付いて顔を隠すと頭を優しく撫でくれる。
「幸せだったよ」
ポツンと呟く薫の声は震えていた。
気持ちを切り替えるかのように、少し声を張って、
「シャワー浴びましょ!まこちゃん!」
俺は大袈裟に首を横に振り、
「嫌だ! もっとこうしていたい」
薫は笑いながら部屋を出行くと、
温かなタオルを持ってきてくれた。
「簡単に拭きましょうね、ガヒガヒなると後が困るから。うん? 気持ち良いでしょう? お尻もキレイキレイにして」
「薫は甘々だね」
「当然でしよ! こんなに可愛いまこなんだから。これでも足りないくらい」
「じゃぁキスして」
俺には不似合いなほど可愛く強請る。
「おねだり上手ですね」
そう言うと、優しく優しくそして激しく貪り尽くすようなキスをくれる。
離さないでくれ! お願いだっ!
離さない! 出来ることなら!
どんなにどんなに抱き締め合っても
不安なんだ。怖いんだ。
だからもっともっともっとって!
貪り合うんだ。縋り合うんだ。
そうだろう? 薫!
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