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俺たちの好奇心!(08)
「はっ、んん……っ」
「ん、ふっ」
3人が同時に交わるそこにはパンパンと肌がぶつかる音が響く。
真ん中で前も後ろも攻められるハルにすでに余裕はなく、危ないからとミヤによって眼鏡を外された目からはうっすらと涙が零れていた。
「……ナチ」
「あ」
ウミの俺を呼ぶ声に、3人に気を取られて途中で挿入が止まっていたことを思い出す。
「ナチ、抜け」
「……悪い」
しまった、かなりご機嫌斜めだ。
眉間に皺を寄せるウミの機嫌がこれ以上悪くならないよう、言われたとおり中途半端のまま放置していたものを抜く。
抜けきる瞬間の何ともいえない感触に2人揃って身震いした。
良いようにされたことに腹を立てこのまま帰るんだろう、なら俺も一緒に帰るか。
やっと解放されそうだった息子よ悪いが家に着くまで我慢だ。
身なりを整えようとズボンのファスナーに手をかけようとした時、そこに影が落ちた。
「ウミ?」
「シュウが、──って」
「え?」
くるりと体をコチラに向け、下を向いてぼそぼそと話すウミを覗き込み聞き返す。
気のせいか顔が、赤い?
「どした?」
「シュウが、言ってた、じゃん」
「なにを」
「……ナ、ナチが」
更に小さくなる声にウミの口元に耳をあてた。
"キスしてくれるって"
一瞬、止まった。
時間が、なんてことはありえないから俺が。
思考回路とか動作とか全部。
なんせ、ウミを最高に可愛く思ってしまった。
ご機嫌斜めはそのせいか。
呆然としていると、ウミの眉間の皺が更に深くなり今度は怒りよりも言ってしまったという恥ずかしさや焦りで涙目になった。
「……や、ごめん、うそ」
「そっか、良い子にしてたもんな」
ウミの言い訳なんて完全無視で向かい合ったまま足の間で挟むように座らせた。
ちんこ同士がご挨拶しているがそれも良いか。
依然真っ赤なままの顔を上に向かせる、涙目で上目遣いなんて男として堪ったもんじゃない。
「……んっ」
軽く唇を合わせるとウミは大きな目をぎゅっと固く結んだ。
ちろちろと舌先で唇を舐め、力が抜け少し開いた口内にそのまま舌をねじ込ませる、抵抗はなかった。
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