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呼び出し(4)

“ヌチュ、、パチュ、、、” 「ぁ、、、ぅっ、、、」 卑猥な音と、飆太のうめき声だけが教室に響いている… 「よし、じゃあ撮っていきまーす!」 突如その静寂を一人声が破り、男の一人がスマホを取り出して、飆太に向けてきた。 朦朧とした頭でも、自分が何をされようとしているかは理解できた。飆太の目は見開かれ、悲痛に歪む。 イヤイヤと首を振って、せめてもの抵抗をするが、もう一度藍川にビンタされそれすらもねじ伏せられてしまった。 自分が、縛られて、頭を押さえつけられて、男の剛直を上にも下にも咥えさせられ、それを撮影されているなんて、到底受け入れない屈辱だった。まともに考えていたら正気が保てそうにない。 ――― 考えるのをやめて、前後の感覚に集中していると、やがて両方ともに男の欲望が注がれた。 気持ち悪さに嘔吐きながら、やっと解放されるかと安堵するが、藍川は自らのモノを抜いてくれない。そして、あろう事か、 「飲め。」 と冷たく指示をしてきた。そんなこと到底うけ入れられるはずもなく、力任せに頭を振り乱し、なんとかして精液を吐き出す。 「げほっ!!ごほっっっ!!」 思いっきり咳き込んだ後、正気に戻り、自身のした事と藍川の恐ろしい視線に青ざめた時にはもう遅かった。 “ドゴッ!!” 思いっきり鳩尾に入った強烈な蹴りに、床に倒れ込み蹲る。お腹を押さえたいが、後ろ手に拘束されたままなので、精一杯身体をくの字に曲げて、痛みを緩和しようとした。 しかし、強烈な痛みはやがてその質量を保ったまま重い鈍痛になり、耐えることが出来ず嘔吐する。 「お゛ぉぉえ゛っっ!!」 「うわっ!こいつ吐きやがった!」 「汚ぇ…」 「さすがにやりすぎたかもなぁ。」 取り巻きの男子がザワつく中、飆太に蹴りを入れた張本人の藍川はただ1人沈黙したまま飆太に歩み寄る、そして蹲る飆太の髪を掴み上体を起こさせ、飆太を感情の読めない眼差しで見つめる。 顔が近い、目と目が合う。 僅か2日間にしてはっきり刻まれた恐怖で、飆太はガタガタと震え出す。 「躾がなってないみたいだな。メス猫。」 藍川のドスの効いた声がこの場を一瞬にして支配する。 何か言わなくてはいけないと思うものの恐怖の対象を目の前にしては、声を発することができずただ“ヒュッ”と息が漏れる音だけが出る。 「奴隷のくせに精液も飲めないってのは厳しい調教が必要だよな?」 厳しい調教という言葉に心臓の鼓動が高まり息が苦しくなる。 「ごっ、、、ごめ、ん、、なさい。」 やっとの思いで謝罪の言葉を口にする。 「飲めるって言うんだな?」 もちろん男の精液が飲みたいわけなんてない。でも従う以外の選択肢など今の飆太に選べるはずもなく、返事の代わりに何回も首を縦に振る。涙が振り落とされ床を濡らす。 「じゃあそれを証明しろ。おい、お前ら。」 と言うと藍川は何やら取り巻き達に指示を出している。それから、飆太の腕をひっぱり、 「おい。跪け。」 と先程と同じように床に跪かせると、飆太の後孔に欲望を放った男以外の4人が飆太の前に立ち一斉に自身のモノを扱き始める。 いきなりのことに飆太は困惑するが、跪かされ後ろ手に拘束されているので何も出来ず、ただ目の前の異様な光景を見つめる。先程イった男はビデオを撮影しているようだ。 (こうしてるだけならまだ楽だ…) 飆太の感覚はもう麻痺しかけていた。

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