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我慢と限界
朔の苦しそうな声が聞こえる。それがとてもえっちで、聞こえる度に僕は甘イキを繰り返す。
朔が苦しくないよう懸命に力を抜くけれど、少し押し込まれるだけで僕の方が苦しくて力んでしまう。
「朔タンマ。結人マジで苦しそう」
「わかってる。だから今、解しながら進んでる····けど、今すぐ奥まで捩じ込みてぇ」
朔の話し方があまりに艶めかしくて、啓吾まで頬を赤らめている。なんて破壊力なんだろう。
「んじゃさ、イかせててあげるから緩んだタイミングで進めば? そのほうが早いし、ゆいぴも気持ちぃでしょ」
そう言って、横槍を入れてきたりっくん。おちんちんを僕の頬に押し当てて、もうシコシコし始めている。
「はぁ··、ゆいぴのほっぺマジでマシュマロよりマシュマロ♡ 一生ちんこ包んでてほしい····けど、ゆいぴこっち向いて。もっかい喉奥犯してあげるね♡」
言われるがままりっくんのおちんちんを咥えると、啓吾はシャツに手を突っ込み乳首で遊び始めた。
いつもならあっという間にすっぽんぽんなんだけど、今日は意地でも制服を脱がさないつもりらしい。あちこち責められて、ずっとイキっぱなしで凄く暑い。
「あー····なんだろ、高校生のゆいぴだって思ったら無性に壊したくなるんだけど」
「それな。いつもよりそれ増し増しで加減ムズかった」
「あぁ、確かにな。悪い事シてるみたいでゾクゾクする」
「朔は加減間違えちゃダメよ? マジで結人壊れっかんね」
「··········わかってる」
長い間が全員の不安を煽る。
「おい、いつまでチンタラヤッてんだよ」
いつの間にか戻った八千代が、りっくんと反対側に来て耳に甘い声を流してきた。走ってきたのか汗だくだ。イラついてるみたいだけど、声がいつもより甘く柔らかいのは呼吸を整えきれていないからだろうか。
「わりぃ。結人を解しきれてないのと、俺のがデカ過ぎるせいであんま進めてねぇ」
「ぶはっ····ンなら代われや。俺が最速で解してやっから」
真面目なトーンで言ったのが面白かったのか、吹き出してしまった八千代。その提案を受ける覚悟ができた朔は、渋々抜くと僕を抱き上げて対面で膝に座らせた。
「場野、俺のちんこが爆ぜる前に頼む」
朔は、そう言いながら自分と僕のおちんちんを重ねると、僕の片手を添えさせた。そして、大きな手で僕の手ごと握ってシコシコしだした。実質、シコシコしているのは僕の手····という事なのだろうか。
おちんちんが抜けちゃうんじゃないかってくらいの速さと、握り潰されちゃいそうな握力でシコシコされ、僕は思わず腰を引いてしまう。
「わっ、あ、ああぁっ、やっ、朔 、速っ、それらめぇっ! おちんち、僕のおちんちん抜けちゃうぅ! ひゃぅっ、やぁぁぁっっ!!」
「わりぃ結人。1回出すまで頑張ってくれ。手が··止まらねぇ····ンッ····」
1回出すまでと言いながら、続けざまに2回出しても止まらない朔の手。おかげで噴きまくり、朔の座っている所に潮溜りができている。
「腰逃げてんぞ」
僕の腰を押すように、八千代が奥をグリグリ抉って逃げさせてくれない。朔ほどではないが、八千代のおちんちんだってギリギリのサイズになっている。
それなのに、容赦なく奥まで一気に貫くんだもん。解すと言うより強引にイかせながら緩めた感じだ。それでも、結局これが最短の緩め方だったわけだから、文句のひとつも言ってやれないのが悔しい。
「も、らめ····ど っちも、苦しい ······」
イキすぎて息ができないのに、まだまだイかせてくる2人。もう十分緩んでると思うんだけど、どうやら八千代が満足するまで終わらないらしい。
僕は、息も絶え絶えに懇願する。
「ね、待って····お願い、服、脱がせて····暑いよぉ」
「えー、ダメだよ。俺とするまで脱がさないからね」
と、鬼みたいなことを言ったのはりっくん。
暑さでボーッとしている僕に気づかないワケもなく、冷房をガンガンに効かせてくれていた。そういえば、うっすら寒くなってきている。
「しゃ、寒 い····」
「あ? まだ暑 ぃくらいだわ」
八千代はずっと腰振ってるからでしょ。って言ってやりたいのに、朔が僕を抱き締めてキスしちゃったから言えない。
朔が熱いくらいポカポカしてる。この温もりに包まれてたら大丈夫かも。
なんて甘いひと時は瞬く間にぶち壊される。
「もっとイかせて熱くしてやっから覚悟しろよ」
僕と朔の甘々なキスを見て、ヤキモチを妬いてしまった八千代。お尻をパチンパチン叩きながら、感情任せにナカを掻き回す。
「なぁ場野、そろそろ俺のも入るんじゃないのか? 結人、叩かれてトロットロになってるぞ」
「まだ無理」
「いやでも、何回か抜いてちょっとは小さくなったし──」
「うるせぇ。黙ってあと何回か抜いて待ってろ」
朔に喧嘩腰で言葉を投げ続ける八千代。なんだか様子がおかしい。どうしたのだろう。
「結人、もうちょい先挿れんぞ」
って、おへその辺りを指で押して言う八千代。
もうちょっと先って、八千代の最終到達点 より奥なんだけど、まだ奥に来れるの?
ボーッと考えてるうちに、お腹の奥からどちゅっと聞こえてきそうな勢いで突かれた。
「ン゙ぁ゙ッ、ォ゙····かはっ······」
痛みは無い。それどころか、またイッて勢いよく噴いてしまった。
「お、あったけぇな」
止まらないと思ったら、潮じゃなくておしっこを漏らしていた。
「ごめ、朔 、ごぇ··なしゃ····ふぇ····止まんにゃいよぉ」
おしっこと一緒に涙も止まらない。えぐえぐ泣いている僕に、朔は優しくキスして涙を舐めてくれる。
「何謝ってんだ。可愛いだけだからもっとしていいぞ」
それはなんだか違う気がするけれど、朔の優しさは充分に伝わってくる。こうやって、朔が甘い雰囲気を作ってくれるのに、八千代はまたすぐに妬いて僕の意識を引き戻すんだ。
「俺が腹んナカ居んのに余裕だな。マジで壊してやろっか」
耳元でドスを効かせる八千代。ほんの1秒だって、八千代がナカに居る事を忘れられるはずなんてないのに····。
「余裕、にゃいよぉ····八千代のばかぁ」
必死で絞り出した悪口に、八千代は『可愛いなクソッ』と舌打ちを零し、昂って加減を忘れてしまう。
「お゙ッ······んぅ゙、ぅえ゙ぇ゙ぇ゙ぇぇ」
奥をどちゅどちゅ突かれると、まるで胃を殴られているみたいだ。朔がいるのに、我慢できず吐いてしまった。胃液しか出てないけど、それでも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
まぁ、朔は恍惚な表情 で吐いてる僕を見て微笑んでるんだけどね。胃液を浴びながら、まだシコシコしてるし。
「おい場野、お前も完勃ちしてねぇか? いつもより奥エグってるだろ」
朔が、お腹越しに八千代の先っちょを押して確認する。
「ンぉ゙······」
汚い声が漏れてしまう。けど、気にならないくらい快感が深く重い。
「ぽい。制服着てるだけなのにな、すげぇ興奮する。あン頃は我慢してたトコも犯せんのやべぇわ」
「結人も成長したんだな」
朔が優しい顔で僕を見てる。八千代と何か話してるけど、所々しか聞き取れないんだよね。
なんだろう。わかんないけど褒められてる気がする。成長って聞こえたから、身長の話かな。
「んぇ? 僕、おっきくなってぅの?」
「デカくっつぅか、俺らのカタチに拡がったって感じだけどな」
「んへへ····それれも、なんらか嬉ちぃな♡」
気持ちがふわっとしたからか、力が抜けて朔の肩に頭を預けちゃった。
そしたら、朔が肩を思い切り噛んで、絶叫する僕の声を聞きながらイッた。やっぱり、朔も変態なんだよね。
噛まれた肩が痛い。でも、このジクジクする痛みでさえ気持ちイイ。それに、おちんちんもナカも痺れて感覚がないのに気持ちイイ。快楽は止むことがなくて、脳がパチパチと弾けていくみたいだ。
「場野、もう我慢できねぇ。結人もオチそうだ。代わらねぇんなら一緒に挿れるぞ」
朔はおバカなのかな。いくら我慢できないからって、ほぼ完勃ちしたままの朔と八千代が同時に挿れたら壊れちゃうよ。
「ひにゃぁぁ····お尻 、壊れ ちゃう····」
「壊されるの、嫌か?」
「嫌 ··じゃにゃい····」
「ンじゃぁ、壊れるか試してみっか」
両耳に響く甘い声。試しちゃってもいいかな····なんて思ってしまう。
「ん····試しゅ······」
「それじゃぁ挿れるぞ」
りっくんと啓吾が何か喚いてる。けど、耳がボワンボワンしてて凄く遠くに聞こえるんだよね。それよりも、もっと苦しくて熱いのが欲しい。
朔はもう、亀頭をねじ込もうとしてる。八千代が指でアナルを拡げたから、僕は少しだけ腰を降ろしてみた。
ミチっと朔の先っちょがねじ込まれてくる。あぁ、これは多分ダメなやつだ。初めて2本挿れた時みたいな熱さを感じる。ううん、アレ以上に熱いし怖いかも。
それでも、僕の腰も朔の腰も止まらない。ミチミチとダメな感覚が走るのに、もっともっと朔が欲しい。このまま僕のお尻が裂けても、お腹が破れたとしても、朔のこの苦しそうな表情をもっと歪ませられるなら、僕は壊れたって構わないや。
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