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最後なりっくん

「朔、苦しい?」  声を絞り出して聞く僕に、朔は甘い吐息を漏らしながら答える。 「は··、苦しいのはお前だろ。痛くねぇのか?」 「わかんない····れも、お(ちり)(あちゅ)いの··気持ちぃ····」 「切れてはねぇな。つか、どんどん朔の飲み込んでっけど····無茶はすんなよ」  そう言って、八千代は僕の頭をふわっと撫で、するするっと項から腰まで指を這わせた。  壊す気だったんじゃないのかな。優しすぎる指にドキドキしちゃう。 「んぁ··あぁっ····」  ゾクゾクっと力が抜けて、朔のおちんちんをぐぷっと飲み込んだ。半分くらいかな。もうお腹がいっぱいだ。 「はぁー··クソッ··キツすぎて動けねぇっつの。おい朔、もっと縮めろ」 「無理言うな。こんなエロい結人目の前にして縮むわけねぇだろ」 「ハッ··まぁ、だわな。つっても、これ以上デカくすんなよ。マジで俺らのが千切れんぞ」 「そういうお前も、ぐっ··デカくしてんじゃねぇ····クソ····狭すぎて痛てぇな」  苦しそうな2人。もうやめなきゃとギリギリ立っている理性が止めるのに、僕の本能は朔のを全部飲み込もうとしている。へこへこと腰を小さく振るたび、朔が眉間に皺を寄せるからつい····ね。  「お前らいい加減にしろよ!」  ふと、りっくんの声が耳に届いた。怒っているというより焦っているみたいだ。そんなにヤバそうなのかな。 「それマジで切れてねぇの? なぁ結人、ホントに痛くねぇ? 我慢とかすんなよ?」  啓吾もオドオドしている。けど、ちゃんとカメラは向けてるんだよね。 「ら、らいじょぶ····んへへ····(しゃく)八千代(やちぉ)れ、お(にゃか)、いっぱいらけろね」  力を振り絞って笑顔を見せる。と、次の瞬間、お尻に凄い圧を感じた。 「んぁッ!?」  2人がナカで大きくしちゃったんだ。ミチッと拡がる感覚にビビってしまう。 「はぇ····なんれ? もうおっきくしちゃらめらよぉ····」 「ンなら(だぁ)ってろ」 「そうだな。結人が可愛いとデカくなっちまう」  何に怒っているのか分からないけれど、八千代は僕の両お尻を握り、朔が歯を食いしばっている。僕が悪かったのだろうか。  とりあえず、このままじゃ埒が明かない。僕はお尻にサヨナラを告げるつもりで、大きく息を吸い込んだ。余計に狭くなったのだろう、2人が苦しそうな声を漏らす。  そして、ふぅぅと息を震わせながら吐き、2人のおちんちんを根元まで飲み込んだ。  やった。やっと、深く繋がれたんだ。きっと今、これが僕の1番深い所。 「は、入った──やぁっ」 「お前なぁ····ンなコトされて加減できるわけねぇだろ」 「あぁ、もう無理だな。我慢の限界だ」  2人はそう言って、交互にナカを擦り始めた。飲み込んだばかりでまだ馴染んでもいないのに、容赦なくどちゅどちゅ奥を突く。  声も出せないほど、押し寄せる快感は重くて深い。声の代わりにボロボロと涙が溢れてくる。  ハッ··ハッ··と浅い呼吸をかろうじて繰り返すけれど、酸素が足りなくてボーッとしてきた。だけど、お尻とお腹に走る快感が惜しくて、気絶するのが勿体ないとさえ思えてしまう。 「息できてねぇな」 「そりゃこんだけシてりゃぁな」 「結人、涎垂れっぱなしだ」 「見てぇな」  悠長に会話している2人。まったく、好き勝手に動いて余裕そうなんだよね。朔なんて、もうさっきまでの苦しそうな表情が和らいでいる。  けれど、滲んでいるのか霞んでいるのか、朔の雄々しい顔がぼんやりとしか見えない。なんだか寂しいや。 「結人、キスしてやるから息しような」 「んぇ····ちゅ、しゅる」  朔が僕の口を塞ぐ。息をさせる気なんてないじゃないか。 「あー··可愛い。ピンクアナルがばがばに拡げられて閉じなくなっちゃいそうなのに可愛いしかない」 「アレはエッロいよな。俺も挿れてぇ」 「は? 3本とか本気でゆいぴ死んじゃうでしょ。バカ啓吾」 「んじゃお前、挿れたくねぇの?」 「············挿れたい」 「だろぉ!? アレ抜いた後しばらくぽっかり開いたまんまじゃん? 閉じきる前に俺らも挿れようぜ」 「だね。あ〜チンコ痛い」  勝手な事ばかり言っている啓吾とりっくん。次はりっくんのはずなんだけど、啓吾が巧みに乱入しようとしてる。  続けて2本だなんて、本当にお尻が閉じなくなったら困るんだけどな。でも、りっくんと啓吾のおちんちんも一緒に欲しい。  どうして4人いっぺんに挿れられるくらい、僕のお尻は拡がらないんだろう。なんだか申し訳なくなっちゃうな。 「結人、1番奥に出すぞ」 「ふぇ····ん、奥に頂戴(ちょうらい)八千代(やちぉ)のも、1番奥に欲ちい」  後ろ手に、八千代の腰に触れる。あったかくて気持ちイイ。 「っそ。んじゃ遠慮なく奥ブチ抜いて出してやっから、全部搾り取ってみろ」  僕の手首を掴み、耳元でえっちな声を鳴らす八千代。背中がゾワゾワッとして、また脳がイッたみたいだ。 「ぴあぁぁっ♡」  緩んだところへ2人が奥を目掛けて一気にねじ込んでくる。硬くて大きな亀頭が、交互に奥をぐぽぐぽと高速で引っ掻く。  僕は絶叫しながらイキ続ける。脳がバチバチして、目はチカチカして景色が真っ白だ。キツい快楽に溺れ、身を任せっきりにして僕は2人の白に染められた。  ナカが熱くて重くて、2人の精液でとぷとぷしているのがわかる。もう何周もシたみたいにお腹が重い。 「ゆいぴのお腹ポコってない?」 「ってる。おっけ、2人ともそのままな。今抜いたら絶対溢れっから待って」  なんだか慌てている啓吾。何をするのかと思ったら、1番大きいプラグを引っ張り出してきた。 「お前らのが溢れる前にこれで栓して。俺らも結人んナカに貯めてボテ腹にすっからさ」 「高校生妊婦のゆいぴ····あ、待ってダメだ····鼻血出る」 「いや、もう出てるぞ。啓吾、プラグ(それ)さっさと場野に渡せ。で、莉久にティッシュ渡してやれ」  りっくんがティッシュを詰めている間に、八千代がプラグで栓をした。  りっくんが落ち着くとマングリ返しってやつをされて、勢い良くプラグを引っこ抜かれた。内臓ごと引っ張られて捲れ上がりそうな、そんな感覚が怖いけど気持ちイイ。 「あっは♡ ゆいぴ抜く瞬間大好きだよね。また噴いちゃったねぇ。可愛(かぁい)ぃなぁもう♡♡」  りっくんが、恍惚な表情でお尻越しに僕を見下ろして言う。言いながら、アナルに何かを塗っている。 「にゃ、にゃにぃ?」 「これ? これはね、ゆいぴがいっぱいこすこすしてぇ〜って泣いて言うようになっちゃうお薬だよ」  なんだそれ。で、それを乳首とおちんちんにも塗られたんだけど、どうなっちゃうんだろう。 「ねぇ、何も変わらにゃ──んへ? んっ、ゃあっ、痒、痒いよぉ」  塗られた所が無性に痒くなってきた。掻きむしりたい。なのに、啓吾が後ろで手を縛ってしまったから掻けない。 「痒いよねぇ。ゆいぴ、どうしてほしい?」 「か、掻いてっ! 掻いてくらしゃい!」 「乳首は朔に任せてぇ、ちんちんは場野にお願いしよっか。俺と啓吾でお尻····あ〜、どうしてほしいんだっけ?」 「お(ちり)っ、あ、あにゃる、ゴシゴシしてほしい」 「あ〜、ぽっかりアナルのナカで場野と朔のザーメンこぽこぽ溢れそうになってる。啓吾、見てみなよ」 「ホントだ〜。えっろ♡ 早くシねぇと溢れちゃうじゃんね。早く挿れたいんだけどなぁ〜」 「ふぇ··意地悪ぅ····りっくんと啓吾の、おっきくて硬いおちんちんで、ゴシゴシしてくらしゃい、早く、早くいっぱいゴシゴシちてぇ!」 「んふっ♡ 上手にお強請りできました。ご褒美に俺のおちんちん上からぶっ刺してあげるね」 「は、早くぅ····乳首とおちんちんも、(たしゅ)けてぇ」  泣きじゃくっている僕の乳首を、朔が爪でカリカリし始めた。八千代は、2人が挿れるまで待っているようだ。  りっくんが真上からおちんちんを挿れて、一気に結腸を抜いた。 「んぉ゙っ····」 「うっは♡ すっげぇイキっぷりな。····って、なぁ待って。俺どうやって挿れんの?」 「······あは、考えてなかった」  りっくんは一旦抜いて、もう一度プラグで栓をした。それから、僕の手を解くと、今度は左右の手足をそれぞれ繋いで拘束した。  そして、りっくんは僕を背後から抱えて寝転ぶ。足がかぱっと開いたままで、ちょっと恥ずかしい。  恥じらう僕になど構うことなく、啓吾がプラグを抜いて2人同時にねじ込んできた。1本ずつ挿れるより苦しい。 「ちょっと溢れちった」  僕の両膝に手を置いて、にまっと笑う可愛い啓吾。それは全然いいんだけど、それよりも早く動いてほしい。 「いい、から、早く、ゴシゴシしてぇ」 「いいよ。俺らもこれ痒くなんだよね。だぁからぁ、遠慮なく擦ってやっから任せろよ」  舌なめずりをして言う啓吾。なんてえっちなんだ。 「ひあぁぁっ、はやっ、あっ、あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ッッ!!」  乳首担当の朔が、指の腹で焦れったく擦る。八千代はおちんちんを物凄い勢いでシコシコしている。 (あ····これ死んじゃうかも····)  痒いところを掻きむしる快感は、性的なそれに似ている。それに加えて、本来の性的な快楽も容赦なく叩き込まれているんだ。  脳がショートするのは時間の問題じゃないか。 「やっば。これ思ってたより痒い。腰止まんねぇ〜」 「だね。ごめんね、ゆいぴ。いっぱい擦ってあげるから許してね。んぁ、ゆいぴの項イイ匂い····」  イカれたりっくんが、思いきり肩を噛んでくれた。痛みで下腹にぎゅぅぅっと力が入る。よりいっそう擦れて気持ちイイ。 「莉久、順番が最後だと滅茶苦茶やりがちだよな。これでよく啓吾にキレられるよなって、よく思うんだ」 「同感だわ。コイツが誰よりもイカれてるっつぅの。未だに自覚ねぇのがうぜぇ」 「それな。変態だしやるコトきついし鬼みてぇなんだよな。見ろよ、結人ガチ泣きじゃん」  皆が言いたい放題な中、当の本人は気にも留めず僕の肩をガリガリ噛んでいる。なんでもいいけど、絶叫しすぎて喉が切れそうだよ····。

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