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ラストスパートにしたって
「りっく··ン゙ァッ··イ゙ッ、痛 いぃ····」
「ん··は、ぁ····美味ひぃ♡」
ずっとこの調子で、激しく腰を打ちつけながらガジガジ噛んでいる。そろそろ肩が食い千切られそうだから止めなきゃなんだけど、えっちな声を漏らしながら一心不乱なりっくんに伝わるだろうか。
痒みが奥まできてるから、そっちもどうにかしてほしいんだよね。
「啓吾、奥····奥も、もっとゴシゴシ──カハッ··」
啓吾にお願いしようとしたら、後ろからガッと首を絞められた。スラッとした長い指が僕の首に絡みつき、頸動脈をしっかり捉えてグッと絞める。
「ねぇ、なんで啓吾に頼むの? 俺に頼んでよ」
案外周りが見えてたんだと感心する。けど、そんな場合じゃない。
脳が酸素を求めてグルグル回る。けれど、すぐに諦めてふわふわし始めるんだ。この気持ち良さからは逃げられない。
限界ギリギリのところを見極め、りっくんは指先の力を緩めて酸素を通す。この瞬間も気持ち良くて、いつも皆から凄くえっちな顔をしてるって言われるんだ。皆のえっちな表情 に比べれば、へでもないと思うんだけどな。
そんな事はどうでもよくて、とにかくりっくんを落ち着かせないと危ない気がする。でも、どうやって止めようか。こうなってしまったりっくんを止めるのは骨が折れるんだよね。
僕が困った顔をしていたのか、啓吾が助け舟を出してくれた。
「なぁ莉久、そろそろガチのボテ腹結人見たくねぇ? 朔たちみたいにさ、俺らも奥にいっぱい注いでやろうぜ」
「····うん、だね。どれだけ出したら、ゆいぴのお腹妊婦さんになるかな」
「俺らが満足するまで出したら余裕じゃね?」
「あは♡ それはそう。俺らのザーメン 、あとで上手に噴射 しようね、ゆいぴ♡」
これはこれで危険な気がする。けど、エンドレスよりはマシかもしれない。僕のお腹がおっきくなったら終わるんだもんね。
そんなこんなで気絶もさせてもらえないまま、本当にお腹がポッコリするまで代わる代わる犯された。例によって順番も何も関係なくなり、待ちきれなくなった誰かが僕のなかに収まる。
そして毎回、1回目かよってくらいの射精をして僕のお腹を膨らませていった。
お腹にたっぷり貯まった皆の精液を零してしまわないように、極太のプラグでまた栓をされている。皆が僕に何をしてほしいのかはイマイチわからないまま。
ソファに腰掛けた八千代が僕を膝へ乗せた。僕の短い脚じゃ、八千代の足を跨いで膝立ちするのは厳しい。それでも、足は閉じさせてもらえないみたいだ。
わけが分からないまま、突然甘いキスが始まった。今までの激しさとは真逆の、熱い吐息と舌がねっとり絡み合う深いキス。
ジャンケンで勝ち取ったこの座を、八千代は小さくも強いガッツポーズで喜んでいたけれど、キスなんてえっちの最中も唇が腫れるほどしたのに変なの。
キスはどんどん深くなり、八千代が僕の口奥を舌で塞いだ。嘔吐くとおちんちんを硬くして下腹に押し当ててくる。先っちょがぬるぬるしていい具合に滑るから、八千代は軽く腰を振って遊ぶ。
僕の腰もへこへこしてきちゃって、またナカに欲しくなった時、背後から『ゆいぴ、産気づいてきたねぇ』とりっくんの声が聞こえた。
何を言い出したのかと思ったら、頑張ってねじ込んだプラグをぐぼっと勢いよく引っこ抜いてしまった。ぶしゃっと噴き出す皆の精液。思わずお尻をキュッと締めちゃった。後ろで、破水だと喜ぶりっくん。おバカが過ぎるよ。
僕が驚いて固まると八千代はキスをやめ、中指で舌を押さえながらの喉奥責めにシフトチェンジした。喉奥でイク度ぶびゅっぶびゅっと噴水の様に噴射してしまい、恥ずかしさで涙が溢れてくる。
りっくんは、僕の出産がエロ過ぎるとか何とか言って騒いで、また鼻血を出しているらしい。まったく、本当にりっくんらしすぎて気持ち悪いったらないや。
僕の出産ショーが終わると、ついに八千代がぐしょぐしょの制服を脱がせてくれた。
あ、出産ショーっていうのは啓吾が教えてくれたんだけど、皆の精液を噴き出すのが出産するみたいだっていうのと、それを見せつけてくるのがショーみたいだからなんだって。啓吾は見せつけてくるって言うけど、僕が自主的にそうしてるわけじゃないのにな。
なんだか複雑な気持ちだ。だけど、皆が満足してくれてるのなら何でもいいや。
さぁ、お腹に溜まった物は粗方出たし、そろそろお風呂に入って綺麗にして寝るぞ。なんて、恥ずかしさを誤魔化すように意気込んだんだけど、どうもそうはいかないらしい。
僕をベッドにコロンと転がす朔。ぺったんこになったお腹を押して残りを出し切らせる。ほんの少しだけ、ぴゅっと残りが出た。
「んぁっ····も、もう出ないよぉ」
「みたいだな。よし、空っぽになったんならまた注いでやんねぇとな」
「はぇ!?」
どこでスイッチが入ったのか、またおちんちんをガッチガチに滾らせている朔。さっき『流石にもう出ねぇな』とか言ってなかったっけ!?
朔は、戸惑う僕を抱き締めて言う。
「結人のエロいとこ見てたら、また抱きたくなった」
朔に耳元でこんな事を言われて、雌にならない人間なんていない。僕はまた、お尻をきゅんきゅんさせて誘ってしまう。
あてがったおちんちんの先で、お尻がヒクついているのを感じて喜ぶ朔。それでまた興奮したのか、僕をひっくり返して腰を持ち上げる。グイッと引き上げられ、立った状態での四つ這いになった。そして、緩んだ奥まで一気に貫かれる。これ、足がギリギリ着くかどうかって感じになるから怖いんだよね。
苦しいくらい奥を抉られても逃げられない。今にも足が浮いちゃいそうだし。
いよいよ体重が手に掛かり始める。手をガクガク震わせていたら、りっくんに上体を持ち上げられた。
りっくんは『大丈夫だよ。俺が支えててあげる』と言って僕に腰を掴ませる。僕の両手が塞がったところで、喉奥におちんちんをねじ込んだ。
りっくんの思う“支える”と、僕が期待した“支える”には、どうやらかなりの差異があるらしい。どう転んでも苦しくて、全身に力が入る。
「ン゙ッ····結人、締めすぎだ」
グッと腰を押し上げる朔。
(わわわっ、足が··、う、浮いちゃった····)
そのまま朔が突きやすい高さまで持ち上げるから、浮いた状態で串刺しになっている。りっくんの腰に捕まっているガクブルな手と、僕を掴んでいる2人の手だけが頼りだ。
こんな状態のまま、まるで玩具を使うかの様に、無抵抗な僕でおちんちんを扱く2人。どっちも容赦なく奥へ奥へと進んで、イクときには最奥で射精する。タイミングを合わせて同時に奥で腰を止めるものだから、本気で死ぬかと思った。
こんなのを見せられて黙っている八千代と啓吾ではない。さらに激しい事をシようと、何やら相談している。
仰向けで宙に浮かされての串刺しかな。アレはもっともっと深くまで入ってくるから勘弁してほしい。気持ち良すぎてすぐに気絶しちゃうんだもん。
僕が不安でいっぱいになった頃、話がまとまったようでロープを持った八千代が迫ってきた。何をするつもりか知らないけれど、ロープをパシンパシンと張りながら寄って来られるのは怖すぎる。
鼻歌交じりでご機嫌な八千代が、まず両手を後ろで固く縛った。その間に、啓吾が僕の口に開口具を取り付ける。
そして、膝は曲げて股を開いた状態で縛られ、天井から吊るされた。手も足も後ろで身体が反ってしまい、乳首とおへそ、おちんちんが無防備になっている。
(え、何これ怖いんだけど····)
いつの間にか、天井に用途不明のフックが付いていたんだ。たった今、それの用途が判明した。
まさか、僕を吊るす為だなんて夢にも思うはずがないじゃないか。
イイ高さに調節すると、2人は遠慮の欠片もなく僕を串刺しにした。身体が反っている所為か、さっきよりも深い所を抉られる。
啓吾なんて、加減を忘れて首を絞めておちんちんを扱いている。これじゃ、完全に玩具 じゃないか。そう思ったら、僕のおちんちんからは潮が止まらなくなった。
「ちっせぇケツ····」
八千代がそう呟いて、いつもより強く叩いた。お腹の奥が締まる感覚で、僕は深くてエグい本気イキをしてしまう。
痙攣する身体。意識が朦朧とする中でふと、腰に何かが刺さった気がした。
「ゆいぴのぷにぷにの腰可愛いし気持ちぃ♡♡ 場野 と啓吾 が満足するまでにどんだけゆいぴの腰に溜めれるかなチャレンジしとくね」
「バカはどっちだよ····」
啓吾が呟く。朔に『莉久は馬鹿っつぅより変態だな』と訂正されていた。
そう言う朔も、僕の耳や頬におちんちんを当ててシコシコしている。りっくんのことを言えないくらい、実は朔もクセが強い変態なんだよね。
もう朝なんじゃないかなってくらい、長い長い時間が経ったと思う。
八千代と啓吾は満足するまで僕のナカを好き放題に犯した。りっくんは、朔にも手伝わせてそこそこの精液溜りを作って満足していた。
こうして、高校生に見立てた僕との変態すぎる夜は明けた。ちなみに、ヤリ部屋を出たのはお昼すぎ。だけど、皆のでお腹いっぱいだったからなのか、珍しく僕のお腹が鳴らなかったんだ。
こんな事もあるんだねって、皆と笑ってお昼ご飯を食べた。
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