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軽い羞恥責めから····なのかな
家に帰ると、僕はシャワーも浴びさせてもらえないままヤリ部屋に連れ込まれてしまった。
皆がベッドに腰かけたから、僕も──と思ったら、僕だけ皆の前に立たされた。
そして、りっくんが僕の身体を舐めるように見て言う。
「ゆいぴ、自分で脱いで見せて」
「えっ····じ、自分で?」
僕が驚くと、皆はさも当然だろうとでも言いだけにキョトンとした。
「当たり前でしょ? 脱がしてほしいの?」
「え、ぁ、えっと····えっとぉ······」
モジモジして答えに困っていると、りっくんはジトッと僕の目に視線をとめた。
「今日は脱がしてあげないよ。ほら····今、自分がどんなパンツ履いてるのか、ちゃんと俺らに見せて」
言っていることは限りなく変態に近いはず。それなのに、なぜだか僕がおかしな事を言っているような空気だ。
「俺らなんも聞いてないかんね。ホントマジでさ、俺めっちゃ後悔してんだよ? なんで送った時に確認しなかったんだろって」
出先でパンツチェックさせる習慣なんてつけたくないや。啓吾は何も間違っていなかったと言ってあげたいんだけど、火に油を注いじゃいそうだから黙っておこう。
「朔もアホだけどよぅ、言われたまんまホイホイ信じるお前もアホだかんな。アホすぎて何から言っていいかわかんねぇの、わかってんのか?」
アホアホばっかり酷いや。八千代のほうが言ってることアホっぽいじゃないか。
けど、ド正論すぎて何も言い返せない。
「うぅー····じゃぁ脱ぐけど····み、見ないでね?」
「「見るよ!」」
啓吾とりっくんが声を揃えた。
八千代なんて、もじもじトロトロしてる僕に痺れを切らし、ズボンにスッと手を伸ばそうとした。それをりっくんが『ダメ!』と言って止める。
僕が自分で脱いで見せるのも、お仕置きの一環らしい。
「大丈夫だぞ、結人。可愛いから見られても恥ずかしくないだろ」
どんな理屈だよ。なんて、ツッコむ余裕もない。熱くなる顔を俯かせて、僕はおずおずとズボンのボタンを外した。
皆の視線を感じ、一瞬手を止める。けれど、先延ばしにしてもツラいだけなので続けてファスナーをおろした。真っ白なレースがふぁっとお目見えした途端、ぶわわっと恥ずかしさが増す。
「ふぇっ····」
恥ずかしさのあまり手が震える。これ以上、自分で脱ぐなんて──だけど、脱がないと許してもらえないんだ。僕は、意を決してズボンに指をかける。
ゆっくりと下ろし、右、左と足を抜いた。Tシャツをギュッと伸ばし、パンツを隠したのはせめてもの抵抗。
「何コレさっくん、新しいやつじゃん。いつ買ったんだよ」
「かなり前だぞ。結人が嫌がるから、なかなか履かせる機会がなかったんだ。けど、備えあれば····だな」
朔は満足そうな顔をしている。でも、皆は呆れているのか怒っているのか、複雑そうだ。
「はぁ〜····そりゃコレ見たら誰でも暴走するわ。なぁ結人、それ冬真とか他のスタッフに見られてない?」
「う、ぇっと······み、見られ、ちゃった」
「「「「はぁ!?」」」」
「神谷に何かされてない!? 他のスタッフに襲われたりしなかった!?」
りっくんが詰め寄ってきて肩をガシッと掴む。目が血走っていて怖い。
ここで隠し事をすると、余計厄介なことになりそうだから洗いざらい白状した。
当然、皆は怒り心頭なんだけど、それぞれ誰に対してのぷんすこなのかわからない。
啓吾はスカートを捲った冬真にイラついてて、りっくんが少しズレたアドバイスをした朔に怒っている。りっくんにヤイヤイ言われている朔は、なんでこうなったんだと自分を責めているみたい。八千代に至っては、全てに対して腹を立てていそうだ。
皆のボルテージが上がったところで、いよいよ本格的にお仕置きが始まる。
まずは、僕がメイド服を着るところから。
朔とりっくんが選んできたコスプレ用のメイド服。バイトの制服よりひらひらで、可愛く見せることしか考えていないような形をしている。
色は白基調で、黒いエプロンみたいなのを羽織る感じなんだけど、これどうやって着るんだろう。スカートは凄く短くて、なぜか猫耳もセットになっている。
「これ、僕が着るの?」
「他に誰が着んだよ」
八千代が不機嫌そうに言う。けれど、提示されたメイド服を気に入ったのか、少しだけ表情が和らいだように見える。
八千代の機嫌がなおるならばと、僕は朔から服を受け取って退室しようとした。
「ちょいちょい、どこ行く気? ここで着替えんだよ?」
「えぇー····」
「さ、早くパンイチになって。俺が着せてあげるから。ゆいぴ、着方わかんないでしょ? さっき不安そうな顔してたもんね。あ、自分で脱げないなら俺が脱がせてあげるよ。はい、手上げて」
あれよあれよと、りっくんに服を脱がされてしまった。そして、僕の全身に優しいキスをしながら、丁寧にメイド服を着せてくれる。
なんだか、お嬢様にお仕えしてる執事さんみたいだ。時々目が合って、目を細めてふっと笑ってくれるとトキメいてしまう。心臓がバクバクして煩いや。
「んふっ、顔真っ赤。恥ずかしい?」
顔を覗き込むようにして言うりっくん。僕は、キュッと目を閉じて答える。
「り、りっくんがカッコよくて····えっと、緊張しちゃって····」
「何それかわい♡」
そう言って、無防備な僕の唇を奪うと舌を差し込んできた。ゆっくり絡められる舌が熱くてボーッとする。
「はい、完成♡」
キスをしながら、いつの間にか猫耳をつけていた。りっくんは早速スマホを僕に向けて撮影会を始める。
360°余す所なく写真を撮り終えた皆は、ぞろぞろと僕に群がってくる。1人ずつじゃないのかな。
八千代の膝に乗せられ、足をパカッと開かれる。パンツの中に手を突っ込み、クチュクチュと音を立てながらお尻を解していく。
りっくんは、さっき自分で履かせたばかりのニーハイを、食むようなキスを残しながら脱がせていく。ニーハイを追って爪先までキスをすると、今度は指の間を舐め始めた。
「りっく、ンッ····足、ダメ······まだ、洗ってないから、ばっちぃよ」
「ゆいぴの汗の味、ちょっと蒸れてて····ン··好き」
ダメだ。もう夢中になっていて僕の声すら聞こえていない。
恥ずかしいことこの上ないけど、満足するまで放っておくしかなさそうだ。
朔のおちんちんを手で扱きながら、啓吾のおちんちんをしゃぶる。お尻がどんどん気持ち良くなって、おちんちんに集中できなくなってきた。
早くコレを挿れてほしくて腰が浮いてしまう。
「結人、誰のちんこから欲しい?」
啓吾が僕の前髪を緩く掴んで押し、おちんちんをおあずけにして聞いた。
「んぇ····誰のからくれる?」
「質問に質問で返してんじゃねぇぞ」
八千代が耳元で囁く。
「ひぁっ····」
それと同時に、指をくぷっと根元まで挿れた八千代。長い指が、自分では届かない所をくにくにと掻き回す。
「あっ、んっ、んぁっ····八千代 、も、ダメ····そこ、出ちゃうよぉ······」
「出せ」
八千代の指先が前立腺を捉えた瞬間、耳に低音を流し込まれてイッてしまった。パンツの中で射精してしまったから気持ち悪い。
それでも脱がせてもらえないらしい。それどころか、八千代はパンツをずらして挿れようとしている。
それにしても、いつもより挿れるのが早いような····
「ひゃうっ····」
「せめぇ。やっぱキツいな」
「や、ちぉ····はぁ····苦しぃ」
ナカをおちんちんで拡げられていく。これもお仕置きの一環なのかな。
僕のお尻を持ち上げ、ゆっくりゆっくり腰を落としていき、わざとグプグプ音を立て、弄ぶように前立腺を潰す。
僕が噴き始めたら、ズリュッと前立腺を抉って超えた。
「んぉ゙····」
結腸口をコツかれ、汚い声が出てしまった。けど、僕がこういう声を出したら、皆のおちんちんはもっと硬くなる。
獣みたいな声で可愛くないのに、どうしてなんだろう。
八千代は奥の扉をくぽくぽして緩める。もう、いつでも入りそうなのに、焦らしているのか抜いてくれない。
段々もどかしくなり、後ろへ手を回して八千代の頭に手を回す。
「八千代 、奥、欲ちい····八千代 のおちんち··で··奥、どちゅって、お腹 、ぐちゃぐちゃに犯ちてぇ····」
まだ機嫌がなおりきってないみたいだから、僕のお願いなんて聞いてもらえないかもしれないけれど、それでも欲しくて堪らないんだもの。だから、精一杯気持ちを伝えたんだ。
僕はふわふわに思考を預け、情けなくなるくらいの甘えた声で八千代にお強請りをした。
すると、八千代は奥に先っちょを押し当てて、一瞬腰を止めた。
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