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激しさも甘さも僕の所為
聞こえた会話から、よろしくない状況であることが推測できた。酔っているとはいえ、あまりに不穏なんだもの。
頑張って瞼を持ち上げる。ぼんやりと歪む視界。その中に、椅子に縛り付けられている香上くんが見えた。口には猿轡が嵌められているじゃないか。
驚いて重い瞼もパチッと開いた。これはかなりヤバい状況だ。
「んぇ、何これぇ····」
「あ、起きちゃった? ごめんね、煩かったよね」
香上くんの背後からひょこっと顔を覗かせたりっくん。
ロープの締まり具合を確認し、何事もないように僕のもとへ歩いてくる。少し怒っているのか笑顔が胡散臭い。
「ん····じゃなくて、説明して」
「あ~····場野がさ、香上のこと朔から詳しく聞き出しちゃったんだよ。未だにゆいぴ狙ってるコトとか、下心隠そうともしなくなったコトとか色々ね。んで『完全に潰す』って言いだして····まぁ元々見せつける気ではいたみたいなんだけどさ。とにかく、ゆいぴが寝ちゃったから俺らじゃ止めらんなくてね」
なるほど、早口で所々しか聞き取れなかったから全然分からない。八千代の真似なのか、りっくんが青筋を立てて低い声で『完全に潰す』って言ったのがやたらと耳に残っている。
潰すだなんて物騒なことを言ってたらしいけど、香上くんをボコボコにするなら僕を裸にする必要はないはずだ。僕をひん剥いて、香上くんの身動きを封じてるってことは······どういうことなんだろう?
けどこの状況、既視感がある。そういえば、見せつけるって聞こえたような気がするんだけど、なんで?
ダメだ、まだ頭がしゃんとしなくてフワフワも残ってるから状況の整理ができない。
なんて思っていたら、身体がふわっと浮いた。
「へぁ····ふ、ぁ、お尻、気持ちぃ····」
「ハァ····余計なこと考えんな。俺の指に集中しろ」
僕を胡座に収めると、香上くんに見せつけるような体勢でお尻を解し始めた八千代。耳に甘い声を流したと思ったら、熱い吐息を絡ませて甘噛みする。
「ぉら、香上に見られてんぞ。しっかり目ぇ開けて前見とけ」
「ふぇ? やらぁっ····香上くん、見ないれぇ」
香上くんの視線を感じ、慌てて顔を覆い隠す。大変だ、隠す場所を間違えた気がする。
そうか、本当に見せつけえっちをするつもりなんだ。指の隙間から覗いてみると、香上くんが息を荒げながら僕のお尻を凝視してる。
やだな、友達に見られるなんて恥ずかしいよ。
「ンなこと言って、見られて興奮してんだろ。ナカすっげぇぞ」
「んぁ♡ らめぇ、耳、イッちゃう····」
八千代の指は止まることなく、僕のナカを拡げていく。あれ、そういえば何か忘れてるような気がするんだけど、気持ち良すぎて上手く考えらんないや。
「んっふ♡ ワケわかんなくなってるゆいぴ、ホ~ント可愛いなぁ♡ こんな可愛いゆいぴ、香上なんかに見せたくないんだけどなぁ····」
なんて言いながらも、りっくんは僕の手を退けて抵抗できないように恋人繋ぎで捕まえた。そして、口を舌で犯す。
りっくんもずっとイライラしてたみたいだし、見せたくないとか言ってるけど思い知らせることには賛成なんだろうな。
だってこれ、見せつける時のキスなんだもん。
「んぇっ····ぁ、ふぅ····んんぅ····」
チラチラ香上くんの反応を見てるし、りっくんもこういう時は大概分かりやすい。見せつけて興奮してるのか、凄くえっちな目をしている。
「莉久、テキトーなこと言い過ぎじゃねぇか? 誰も本気で止める気なんてなかったよな?」
「なかったねぇ」
朔と啓吾が呆れ顔で僕たちを見ている。りっくんがテキトーだとか言ってるんだけど、何の話だろう。
ダメだ、耳とお尻に加えて深いキスで思考が埋まる。
「つってもさ、ふわふわしてる結人にちゃんと言ってもじゃん? だったらテキトーに納得させてさっさと犯したいんっしょ、莉久は。まぁ、俺も似たようなもんだけど~♡」
「それで言うと俺もだけど、俺はちゃんと説明するぞ」
「さっくんは真面目だからね~。それはそれでいいんじゃない? 莉久 も普段はちゃんと説明するほうだ思うよ、俺と場野 と比べたら。だし、今は香上潰しが最優先なんじゃん?」
「まぁ····そうだな。うん、俺も香上はちゃんと潰しておいたほうがいいと思う」
「だしょ? だったらグダグダ言ってないでさ、久々に本気で壊れるまで犯し ちゃおーぜ」
どうやら近頃は手加減してくれていたらしい。そんな口振りだ。
昨日だって何度気を失ったことか、憶えていないのだろうか。まぁ、僕が言うのもなんだけどね。
「けど啓吾は指咥えて見とけって····あぁ、それでお前、意地でも洗浄するって言ってたんだな」
「ビンゴォ! 俺の精液 垂れねぇように栓 してたからさ、バレたらまた怒られちゃうじゃん? って思ってめっちゃ焦ったんだよね~」
ケラケラ笑いながら言う啓吾。そうか、そうだった。プラグを挿れられていたのをすっかり忘れてた。
啓吾らしいやと胸が温まったのも束の間、2人からの容赦ない責めに意識が引き戻される。
なぜだか啓吾は香上くんの隣に椅子を持っていき、全裸のまま背もたれを前にして座った。
どうやら、八千代とりっくんに弄ばれる僕の実況をするようだ。香上くんはフーフー息を荒げながらおちんちんを大きくしている。ズボンがパンパンになるまで大きくなっちゃって、苦しそうだなぁ。
「今後一切、1ミリも期待できないようにしてやっから覚悟しろよ、香上ィ」
香上くんを煽り続ける八千代と、執拗いキスをやめてくれる気配がないりっくん。上も下もヨダレでぐちょぐちょだ。
「··ッハ、音やべぇな。結人、お 前 か ら 溢れてるみてぇ」
「····ぷはぁ♡ んふ、ゆいぴはもう俺らのちんこに勝てない雌だもんね」
「雌 ····はぁ、僕、皆のおちんちんに勝てにゃい····」
悔しいことを言われている気がする。けど、僕が皆の雌だって言われるのはなんだか嬉しい。怒ればいいのか喜べばいいのか分からないや。
僕のそんな心情を察したのか、啓吾がアドバイスをくれる。
「結人、アレ言ってみ。場野が好きそうって教えたやつ覚えてる?」
「お、覚えてりゅ····」
「使いどころ今だよ〜」
また啓吾が仕込んだのかと、皆は呆れているようだ。けど、啓吾が教えてくれるセリフは皆喜んでくれるんだよね。
「ぼ、僕の雑魚 まんこ、おっきいおちんちんでいっぱいイジめてくらしゃい」
「チッ····お前が雑魚いのケツマンだけじゃねぇだろ」
そう言って八千代は片方の乳首を抓りあげた。同時に、お尻に当たってる固いのがググッと大きくなった。
「ん゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁっ!!」
千切れちゃいそうなくらいギュッと摘まれ、お尻をギューッと締めてしまう。腰を反らして逃げようにも、本当にもげちゃいそうで胸を動かせない。
それなのに、りっくんが反対の乳首を担当し始めるからたまったもんじゃないや。
「ぴあぁっ!!? いだいいだいいだいっ! 乳首取れぢゃうぅぅ!!」
噴き出した潮がりっくんの上体を汚す。おちんちんまで垂れた潮が滴り落ちている。すっごくえっちで見てられないや。
それを僕のナカにねじ込もうとするんだけど、乳首を抓られている所為でお尻が開かない。それでもりっくんは強引にガチガチのおちんちんを押し込む。
無理やり拡げられる快感を拾い、ちゃんとりっくんを受け入れて飲み込んでいく。
ナカが狭いのか、りっくんは苦しそうな表情を浮かべている。乳首を離してくれたらいいのに。なんて、絶叫しっぱなしで喋れない僕からは助言できない。
「ナカきっつ······ねぇゆいぴ、もっと痛くしたら俺のちんこもっとギューッてしてくれる?」
おバカなことを言い出した。コレはダメなやつだ。とことん痛いことをされちゃうやつ。
案の定、八千代が肩に噛みついてきた。
「んぎゅぅぅっ······い、いだっ····ン゙ッ、イ゙ぎゅぅぅぅ······」
歯を食いしばって漏らす声。かろうじて言葉になったであろう声が、イカれた2人をさらに興奮させてしまう。
「それやば。ごめんね、奥まで無理やり犯しちゃうね♡ 香上、お前じゃ絶対引き出せないゆいぴの最っっ高の顔見せてあげる。特別だからな」
りっくんは、僕の顔がちゃんと見えるように少しだけ角度を調整し、序盤とは思えない勢いで奥を貫いた。ぎゅうぎゅうに締めつけている所為で快感が酷い。
香上くんは声を出すのも忘れ、涎を垂れ流して僕を見つめている。なんて酷な事をシているのだろう。
痛みと快感で意識が飛びそうになると、りっくんに耳を噛まれて引き戻された。ピアスがりっくんの歯に当たり、カチカチと耳にこだまする。その音に僕はまた感じて、とぷとぷとだらしなく精液を溢れさせる。
僕の感度がどんどん高まり、りっくんの精液をお腹で飲んでイキ狂っていると、八千代がナカに押し入ってきた。
「ちょ、抜くまで待てよ!」
りっくんが文句を言っている。いつものことだけど、背後で香上くんより息を荒らげている八千代はいつもよりヤバそうだ。
「るっせぇ。ンならちんたら余韻に浸ってねぇでさっさと抜けよ」
どうしてこう、いつも八千代は喧嘩腰なんだろう。興奮した八千代はあっという間に野生と化すから怖い。
自分だって最大限余韻に浸って僕のナカを満喫するのにね。
「八千代 、僕ね、余韻好 きらよ····」
僕がこう言うと八千代は少し落ち着いて、りっくんが抜くのを待ってくれる。首筋に甘いキスの嵐を巻き起こしながら。
りっくんが抜け出たら確実に壊されるんだろうな。けど、八千代のこの甘さを堪能できるならいいかと思ってしまう。
おバカな僕は甘々な八千代に夢中で、目の前で香上くんが僕を視姦しているであろうことなんてすっかり忘れていた。
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