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独り占めしたい朔
舌先も届かない絶妙な距離で、腰をヒクつかせている香上くん。きっと、あ と が怖くて突き出せないのだろう。
だって、少し腰を上げれば僕の唇に触れてしまいそうなのに、ちょびっとだって寄せてこないんだもの。別に、腰を縛られているわけでもない。
ほんの少し、香上くんが理性を無視してしまったら、血管が浮き出たガチガチのおちんちんを口にねじ込まれちゃう。
あ、先走りが垂れてる。甘そうだな····。
「はぁ〜あ。俺らのチンコ以外にうっとりしちゃってさ〜。傷つくなぁ〜」
白々しく言う、啓吾の意地悪さにもドキドキしてしまう。意地悪だってわかってるのに、ごめんなさいを言わされるんだ。
僕が困っていると、朔が溜め息を吐いてから口を開いた。
「だから、わけわかってねぇだけだろ。トロトロの結人にそういうの言っても無駄だってのに。フッ、今更だな」
僕のことをわかってます感むき出しな朔。ドヤ顔の朔は、抱き締めたくなるくらい可愛いな。
だけどね朔、僕でもわかるくらい啓吾は意地悪を言ってるだけなんだよ。なんて、皆思ってるんだろうけど言わないんだよね。
言い終えると、おもむろに立ち上がった朔。何をするのかと思ったら、香上くんの椅子を引きずり始めた。で、僕たちの右側に移動させて言った。
「今日は思いっきり見せつけていいんだよな」
「いいよ~。香上に、俺らに敵わねぇって思わせたら俺らの勝ちね」
「わかった。香上、ちゃんと見とけよ」
そう言われ、香上くんは渋々従う。すっごく不満そうだけど、目が離せないって感じだ。
もう見なきゃいいのに····なんて思ってたら、僕の前に立った朔が、慣らしもせずに喉奥を使い始めた。
「んぶっ、ンぇ、えぶっ、がはっ、ごっ、ぉ、おえぇぇ····」
容赦のない喉責め。わざわざ、香上くんから見えやすいように右手で僕の頭を押さえ、左手は膨らんだ喉を押さえて位置を知らせる。
見上げると、恍惚な表情 で僕を見つめる朔。僕の泣き顔で興奮するのはいつものことなんだけど、今日はいつも以上だ。
「なぁ香上、結人の腹のドコまでお前のが入るかって教えたんだってな」
いっぱいいっぱいな僕を尻目に朔が尋ねる。
また怒られるのかな。そう思ったんだけど、朔はふっと笑って僕の前髪を掻き上げて握った。
あ、これ怒ってるんじゃない····
と思った次の瞬間、僕の喉が完全に塞がれた。流し込まれる精液が熱い。
「っく····締め付けやべぇな」
背中で八千代のえっちな声を聴く。そんなの聴かされたらイッちゃって、余計締まっちゃうじゃないか。
僕は息ができなくて死んじゃいそうなのに、八千代の腰遣いがもっと荒くなる。
「あとで俺のも教えてやるから、ちゃんと見とけよ」
長い射精をしながら、一息吐いて朔が言った。
えっと、何の話だっけ?
ダメだ。脳に酸素がいかなくて、何も考えらんないや。
「その前に、俺が先に見せてやんだよ」
そう言って、八千代は僕の身体を仰け反らせた。勢いよく朔のおちんちんが抜けて、僕は胃液と精液を吐き出す。
涙に滲む視界で、朔がいい笑顔を見せて『それ、エロいな』と言ったのがぼんやり聞こえた。
僕はもう、膝立ちがギリギリ。なのに、腰を持って押しながら、反対の手で顎を持ち上げる八千代。上から食べるようにキスをする。
背中が折れそうなくらい反ってるんじゃないかな。大きい手でついでに首を絞めてくるのが苦しい。
そうやって八千代に集中していると、朔が僕のお腹に触れた。
「場野のはここまでだな。俺のはもう少し奥まで入るぞ」
外からぐりっと刺激を与えられる。
「ふひゃぁぁ····」
力なく声が漏れた。もう限界だ。潮もしょろっと漏れる程度しか出ない。
それなのに····
「ん····出すぞ。お前のちっせぇ子宮で飲みきれっか?」
意地悪全開の八千代は、僕がキュンとするようなセリフを耳元で吐いてくれる。今日は耳でも孕ませる気なんだ。
このままじゃ本当に、僕の結腸が子宮に書き換えられちゃうよ。
否応なく、精液をお腹に全部飲ませた八千代。一滴も零すなと言って、啓吾からもらったプラグを挿す。
まさか、あれもやるつもりなのかな。
ヤバい予感がしたところで抵抗なんかできるわけないし、するはずもない。、
僕は八千代の腕に抱かれて脱力する。本当に、もう動けないや。
「結人、次は俺だぞ」
サァッと血の気が引く。けれど、同時に愛おしさが込み上げた。
朔の甘えた声は、僕だけのものだから。
動けない僕を、八千代から丁寧に引き取った朔。
僕はゆっくりと押し倒され、ぽふっとベッドに身を任せる。
「動けねぇんだろ? 全部やってやるから任せとけ」
優しい朔。本当に全部任せたら、好き放題されちゃって大変なことになるんだけどね。
そんなのいつものことだから気にしない。それよりも今は、朔から駄々洩れてる甘さに浸ってたい。
瞬間的に、2人きりになったみたいな空気。静かに見つめ合うこの甘さがたまらない。
「朔、好き····」
キスをせがむ僕に気付いた朔は、優しく唇を重ねてくれる。甘すぎて蕩けちゃいそうだ。
唇が腫れてしまいそうなほど貪り合った。
お互い満足したはずなのに、離れるときはいつだって名残惜しい。
「結人、挿れるぞ」
僕に拒否権なんてないのに、朔は律儀にお知らせしてくれる。他の皆みたいな甘イキさせるための報告とは違って、確認するように言ってくれるんだ。ダメとかムリなんて言うはずないのに。
喋る余裕のない僕は、アナルをおちんちんに摺り寄せて応えた。
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