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第13話

<再びSide如月&蓮見> 蓮見「おお、翔馬は、真島君の分も昼食を買いに行ったようだな。誰かさんのせいで、腰が辛いんじゃないのかい」 如月「私はただ、尊敬する社長を見習っただけですよ」 蓮見「言うね……。ところで、この辞令を見てくれるか」 如月「『小野マリカ、○○営業所勤務を命ずる』?」 蓮見「言っておくが、私情ではないぞ? この女性社員は、どうやら会社を、恋人探しの場と勘違いしているらしいんだ」 如月「社内の人間と恋愛している私たちに、批判する資格は無いですけれどね」 蓮見「……まあとにかく。彼女は頻繁に勤務をさぼっては、男性社員とのお喋りに興じているそうなんだ。勤務態度に問題があるということで、営業部長と相談して決めた。地方でしごかれるがいい!」 如月「さようでございますか」 蓮見「嬉しそうだね」 如月「別に、そのようなことはありませんが」 蓮見「目が笑っているよ? 君は、本当に嬉しい時は目が笑うんだ」 如月「気のせいでしょう。そもそもこれは、私にとって他部署の話ですし。人事に口を出す権限はございません。もちろん、社長なら全ての権限がおありでしょうが」 蓮見「やっぱり君は、性格が悪いな」 如月「そうでしょうか」 蓮見「そうだよ」 如月・蓮見(ふっふっふっ) 目には目を!・了

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