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第9話-1*性的な描写有り

ぐっ、と奥まで挿れると中の締め付けが強くなり、マシューの体が震えるのが分かった。低い微かな呻きと吐息が聞こえ、ますます昂ってしまう。 バックでするんじゃなかった、とチャーリーは後悔した。ウェインを送り届け家に帰ると拗ねた子供のように求められ悪い気はしなかったが、彼の態度があまりに悪いので少し意地悪をしたかったのだ。だけど彼の顔が見たい。 「マシュー、中は大丈夫ですか……?」 「ん、ああ……。もっと激しく……」 「いやです」 ギリギリまで引き抜き、思い切り奥まで挿れる。パンっ、という軽快な音とマシューの嬌声が同時に響く。 「チャーリー、頼む……なぁ、1週間ぶりなんだぞ……。お前だって溜まってるだろ……?」 「ええ。ええそうですね。だからゆっくりやりましょうよ……?マシューの方が体力あるんですから、大丈夫でしょう?」 「うぅ……」 奥の奥までゆっくりと攻められ、思わず身を捩らせる。その苦悩する様にチャーリーはサディズム的感情を覚え、白く形のいい尻を叩いた。突然の痛みに驚き、彼は縋るようにチャーリーを振り返った。しかしすぐに冷静になり、もっと叩け、と微笑んだ。望み通りに、挿入したまま何度か平手打ちにするとひときわ大きな嬌声を上げた。 「マシュー、って、少しマゾじゃないですか?」 「違う……。なぁ、そろそろ前からしないか?顔が見たい……」 ずるん、と一旦尻から抜き、仰向けにひっくり返すとすぐ元に戻した。すぐさま彼は両足でチャーリーの腰を絡め取った。 「本番するのはいつぶりだろうな?」 「そうやって余裕ぶられるのちょっと嫌なんですけど……」 チャーリーは知っていた。マシューにこういった関係だけの男が何人かいる事を。原因は彼の性欲が底なしであるのと、体力が無尽蔵であることだ。チャーリーだけでは対応しきれない。 たまにめちゃくちゃにしてやろうかと思う時がある。 だが、彼の喘ぐ姿を見ているとそんな気持ちどうでも良くなってしまう。ただ彼を気持ちよくさせなければ。そんな気持ちばかり先行する。俺だって彼と愛し合って気持ちよくなりたい。 「何考えてるんだ?なぁ?」 マシューは挑発的な笑みを浮かべ、自ら腰を揺らした。連勤明けで疲れているだろうに、この余裕。腹が立って仕方ない。 「うっ……。クソ……」 「なぁチャーリー、そろそろ素直にならないか?好きにしてくれても良いんだぞ……?」 チャーリーの手を取って、親指から順に舌でねっとり舐めたり、噛んだりする。いつもは冷酷な、感情の少ない瞳が熱っぽい視線を向けてくる。時々、お前本当に大きくなったよな、と感想を述べるがチャーリーはそろそろ我慢の限界だった。 何回も何回も、彼の求めるまま腰を振った。 今回も誘惑に負けてしまった。

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