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※男の愛撫に感じる体
訴えたものの九条は、その整った顔を逸らすことは無かった。
逆に熱を帯びた瞳で、目の前に晒されている白い裸体を観察している。
高校生になったとはいえ筋肉も少年特有の気持ち程度の物で、どちらかといえば白い肌の祐羽は余計に華奢な印象を与えるだろう。
細い手足を投げ出し、大きな九条に覆い被さられると、益々小さく見える。
逆に九条は長身で鍛えているのか、筋肉質で胸板もあり、他は見えないが恐らく腹筋も割れているだろう。
とにかく自分とは真反対に位置している。
そんな男にのし掛かられ、無遠慮に愛撫を施されているのだ。
祐羽は熱い波に翻弄されていた。
「ぁ、やぁっ、あぁんっ‼」
無理矢理引っ張られた乳首を今度は熱く湿った何かに包み込まれた。
クチュクチュ、チュパチュパジュルッ
耳に届く音は自分の胸から聞こえてくる。
見たくないのに、自然とそちらへと視線が向かってしまった。
「やぁっ⁉」
そこには、九条が自分の胸に唇を寄せている姿があった。
チュクチュクと舌で捏ねられて、ねっとりと舐め回される。
「あ、あ、ん…んっ」
それからベロッベロッと左右からなぶられたかと思うと、恐ろしい程に吸い付かれて無意識に胸を反らせてしまう。
そこを甘噛みされては堪らない。
「ンンーッ‼」
反対の乳首も常に指で刺激が送られる。
あんなにも抵抗をしていた心とは裏腹に、初めての性的快感に祐羽の脳と体は無意識に男の与える快楽を求めていた。
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