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※ キスより凄い
蕩けるキスに溺れている間に、男の大きな手の平が胸から腹を辿る。
擽ったさにピクリと震えると、今度はその手が太股に降りてきた。
「あっ」
息を継ぐのに必死で、今何がどうなっているのか訳が分からず、喘いでしまう。
その度に口の端から垂れる唾液を舐め取られた。
「ふぅ、ん、んぅっ」
顎を舐めあげられ自然と持ち上がった隙に、晒された喉に噛みつきキスを落として、吸い付かれる。
「あっ」
それと同時に股間に手が絡んできて、祐羽は思わず声を上げてしまった。
「あうっ⁉」
祐羽のモノを九条の大きな手が握り込み、揉み込む。
「えっ⁉ わ、やめっ⁉」
我に返り慌てるが、次には強めに握り込まれ強引に上下に扱き始められる。
人の手に触れられた事などない祐羽は、その自分の手とは違う感覚に戦いた。
クチュックチュックチュッニチュッ
「あっ、あ、ぁん、うっ」
根元から先端までに無理矢理刺激を送り込まれ、声が止まらなくなる。
「あっ、あっ、や、ダメッ、やめっああ…っ」
ニチュッニチュッニチュッニチュッ
「キスだけで、どれだけ感じてたんだ?」
「ううっ、ん、あっ」
慣れない快楽に喘ぎっぱなしの祐羽に、九条が意地悪く声を掛けてくる。
九条に握り込まれた時には既に、沢山の先走りを流していたからだ。
それを揶揄されて、祐羽は羞恥に益々顔を赤くしながら喘いだ。
キスだけでも十分感じていた祐羽だったが、ソコを扱かれる快感はその比では無い。
「あ、あ、はぁっ、ううっ」
開きっぱなしの口からは、唾液が垂れていく。
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