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※強請る体
こんなの知らない。
自分じゃない。
「あんっ、あんっ、あっ、あっ、あんっ」
突かれて弱い部分を九条が無遠慮に暴いていく。
男なのに男に女のように犯されて、感じたくないのに女のように感じている自分が怖い。
感じる場所から自分が女になっていく。
そんなはずがないのに、そう思わされる。
気持ちいいのだ。
「はあっ、あんっ、あっ、あうっ」
体が刺激を求めて、もっともっとと無意識に男を受け入れている。
沸き上がってくる快感に、祐羽は何も抗う術を持たなかった。
初めてのセックスに翻弄されている。
祐羽の様な無垢な子どもの体を籠絡するなど、九条にすれば息をするように容易い。
パンパンパンッと肌を叩きつける音が響き、グチュグチュと九条の先走りで濡らされた淫らな音が、祐羽の中から聴こえてくる。
結合部分は男の性器をくわえさせられ、可哀想なほど限界まで広がっていた。
何も知らなかった場所は、今歓び男を完璧に受け入れ、内部は持ち主を裏切っていた。
男を胎内で熱く優しく包み込んで、子種をねだっているかの様に動いていた。
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