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「どうしたの?」 「ん?…何でもないよ」 母に訊かれて、苦笑をしつつ家を出た。 学校に着いても溜め息を溢してしまう。 初めての射精で気だるい体。 「つ、…月ヶ瀬?」 「ん?あ…おはよ」 声を掛けられ挨拶をする。 「…あぁ、おはよ」 「大丈夫か?」 「何が?大丈夫だよ?」 ニコッと笑いながら答えて、祐羽は鞄を片づけに机へと向かう。 祐羽が席に着くのを見送りながら、友人3人組はゴクッと息を飲んだ。 「何か俺の気のせいか?」 「いや…違うと思う」 「だよな…。なんか、何だろうな?」 「「「エロい?」」」 子どもだった祐羽が、大人へと一歩前進した結果。 無駄なフェロモンが流れ出る結果となった。 それ以降、祐羽は殆ど自慰をする事は無くなる。 一月に一回あるかないか。 それも特に何も無くムズムズしたら、という理由で簡単に終わらせて直ぐに眠るのだった。 最近は自慰による快感にも少しだけ慣れてきた。 スッキリした体を横にして、女の子の裸やエッチな夢を…なんて事は全くなく。 念願のインコを飼えて楽しい毎日!な夢を見るお子様中学生。 まさかこの先、非現実的な展開から恐ろしい初エッチを経験するとは夢にも思わない祐羽なのであった。

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