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いや~でも男だぞ? 桃色乳首は譲るとしても、下半身にはついてますよ? 俺たちと同じモノが!! 「早く着替えろよ、俺たち待ってやってるんだから」 先輩の言葉に月ヶ瀬が恐縮する。 「す、すみませんっ!!急ぎます!」 月ヶ瀬が慌ててTシャツを着ると、ズボンを脱ぎ始める。 下着はもちろん男物で色気も何も…って、月ヶ瀬はボクサータイプでピッチリしてる。 しかも色が何故その色を履くんだ?といつも思っている。 紺とか黒とかならいい。 なんで、パステルカラーの緩いネコ柄なんだ…。 男なら男らしいパンツにしろ!! 「月ヶ瀬、パンツ可愛いの履いてるな」 という声掛けに、月ヶ瀬が恥ずかしそうに笑った。 「あ、…お父さんがいつも勝手に買ってくるので」 って、オヤジーッ!! 息子になんて柄買ってるんだよ?! 「僕も先輩達みたいなカッコいいデザインがいいんですけど」 だろうな。 そうだよな? 「いや、いいじゃん。ネコ柄」 「他にも面白いのあるのか?」 「面白いのっていうか、ドーナツとか苺とか美味しそうなのも多いですよ」 月ヶ瀬が笑いながら答える。

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