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ヒクヒクする自身の蕾から胎内へ九条の放った精が入ってくるのを感じて、祐羽はそれにさえ快楽を見出だしていた。 つい最近まで自慰しか知らなかった初心者が恋人のテクニックで少しずつ交わることを嬉しいと思える様になっていく。 それはあくまでも九条だからだ。 好きな人とする行為はこんなにも気持ちがいい。 けれど、胎内に直接受け入れてなくても快楽は激しすぎた。 終わったのだと思うと安心して祐羽の体から力が抜けていく。 それを後ろから九条がしっかりと抱き止めると横抱きにされ、祐羽は安堵に身を任せた。 チュッチュッとキスを落とされ目を閉じて受けていた祐羽はそのまま眠りに突入していく。 う~…気持ちいい…。 それからキスが終わると、九条が頭を洗い始めた。 頭を洗って貰うのは申し訳ないと思いつつも、あまりの心地よさに祐羽の意識は薄らいでいった。 「…ん」 「目が覚めたか?」 九条の声が背後から聞こえてきて驚きに目を開いた。 「!?」 そこはまだ浴室で、祐羽の体は九条に寄り掛かる形で湯に浸かっていた。 どうやら短時間とはいえガッツリ眠ってしまっていたようだ。 慌てて起き上がり後ろを振り返ると、九条がのんびりとした表情で自分を見つめていた。

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