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縫い付けられる形で散々キスを施され、思考が回らない程に蕩けさせられる。 九条が上手いのもあるが、自分の経験の無さが圧倒的な理由だろう。 気がつけば乳首に指を掛けられて反対を唇に含まれると、もう身を任せるしかない。 「あっ、…んっ、んふっ」 小さな粒は直ぐに反応して九条の舌を楽しませる。 「ん…んっ、ふぁっ、ぁ」 無意識に声が漏れる。 「気持ち、…あっ…っ」 その言葉に応える様に舌で弾き吸い付いてくる九条に祐羽が視線を向ける。 すると視線が絡まり、自分が悶える様子を見られていることに気づく。 そうだった…! そういえば九条はよく意地悪だったり、熱の籠った隠微な表情で見つめていることが多いことを思い出す。 「いやっ…見ないで、イヤぁ、アンッ」 恥ずかしさと気持ちよさとがごちゃまぜになって、泣きたくなってくる。 こうなってくると、自然と下腹部辺りが熱くなってきて、ペニスが堅く勃ち上がり始めたのが自分でも分かる。 しかし、九条に両腕を拘束されている状態では自分で触れることは出来ず、祐羽は腰をモゾモゾと動かした。 乳首を吸われるのもいいが、ペニスにも刺激が欲しい。 触りたいよぉ…出したい…! 何とかしたい一心で、祐羽は無意識に九条の腹へと擦りつけていた。 「アッ、ンッ、ンッ、ンッ」 割れた逞しい腹筋に擦りつけることで、念願の刺激が訪れた祐羽は、そのまま僅かではあるが腰を動かした。 九条にのし掛かられた状態では思うように動けないが、それでもしないよりはマシだ。 「アッ、…え?!」 しかし、急に乳首の刺激が無くなったかと思うとペニスがギュッと握り込まれた。

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