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夏はまだまだ

◇◇◇◇◇ アソコのサイズについて納得できず、家でネットで調べてみた祐羽。 平均より長さも太さも全てがかなり小さいという(調べなければよかった…)と、自信を改めて砂粒ほどにされた日から数日後。 夏休みという免罪符を武器に、またまたお泊まりに来ていた祐羽は、朝から九条に抱っこをして貰っていた。 自分のペニスの大きさに絶望したものの、その後、遊びに来て九条に念願の肩車をして貰い気分も浮上、あっという間に元通り。 というか、おちんちんのサイズのことなど忘れ去ったのである。 小さいから何だというのか? 誰に見せるわけでもなく、唯一見られる恋人の九条が何も言わないのなら特に問題はない。 高校の修学旅行という一大イベントなど、一年生の祐羽の頭に今は無く。 肩車されるのが楽しいという気持ちが勝った。 普段見ない高い視界からの眺めが楽しくて楽しくて堪らなかった。 肩車でわーいわーいと喜ぶ辺り、ペニスのサイズだけでなく精神的にもまだまだ子どもであるが本人に自覚は無い。 実は九条から密かに(コイツ、学校でもこうなのか…?)と言動を心配されていたりする。 そんなことを知るはずもない祐羽は、その後も肩車を日課としていた。 それに加えて、理由なく抱っこを求めていたが、そんな我が儘にも九条は特に文句もなく許しつきあってくれている。 さすがに抱っこお願いしすぎかな? なんて少し思い、一昨日は何も言わないでいたら「祐羽。抱っこはいいのか?」と訊かれるので、それからお言葉に甘えている。 昨日からは何も言わなくても勝手に抱っこをしてくる九条。

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