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突然のことに祐羽は対応出来なくて、一瞬脳が混乱して思考が止まる。 (な、何?!突然すぎるよ!!) 九条の舌に歯や歯茎を撫でられてゾクゾクと尻から背中へと痺れが走り、舌を絡め吸われると恥ずかしい事に中心に熱が集まってくる。 「アァッ、ンッ、…ハァッ」 キスの合間の息継ぎもなんとか出来るようになったとはいえ、まだまだ下手くそなことにかわりなく、お返しするのは難しい。 気持ちよすぎてあっという間に力の抜けてしまった祐羽は、丁寧にソファへ倒されるとさっそく服を剥かれた。 「アッ!!」 キスだけでも気持ちいいというのにこうして指先で乳首を刺激されれば、益々熱は高まっていく。 そして、次は口による愛撫が来ると知っている祐羽は、心のどこかで期待してしまう。 まるで『早く』と訴えるようにプックリ立ち上がった乳首に気がついた九条が、舌を使って舐めて転がし吸いつけば、祐羽はすっかり艶かしい声を漏らすようになっていた。 まだ少年の声だが、快楽を知ってしまった祐羽の声は少し大人っぽい響きがある。 かと思えばやっぱりお子さま祐羽にはかわりなく、空気を読まない声も出す。 「あぅぅぅ…九条さ、ダメです…もう」 「ん?」 「ん、じゃないです…」 乳首を愛撫されるのは正直いうと好きだが、あくまでも舐めたり吸われるのが好きであって、噛まれるのは痛くて苦手だった。 それを訴えれば優しく聞き返されて、困ってしまう。 エッチなワードは言いづらく、それを分かっていて九条は言わせようとしているので意地悪だ。

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