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それにもお構い無しで九条の指は中へと入っていき、祐羽の放った物の滑りを借りて抜き差しする。
指で感じる場所を的確に押されて、あっという間に高まった祐羽は「ンンッ…んっ!」と鼻から抜けるか弱い声を漏らして九条の口へと達した。
ピンッと張った体が弛緩すると同時に足を開かされ蕾に熱を感じてそちらを見れば、九条の勃起したペニスが当てられている。
(九条さんの、おっきぃ…)
射精後のしんなりした自分の物とは違う九条のペニス。
大人の男の性的に興奮した物を目の前に、何度も見た恋人の物だというのに、未だ羞恥に思わずアワアワしてしまう。
「あっ」
そうこうしていれば蕾にペニスがグイッと入って来る圧迫間に思考が向かう。
慣らされているとはいえ体格も違うし、そもそも受け入れる器官ではないので苦しい事に代わりはない。
「アッ、アッ、ッ」
けれど何度か受け入れて、もう初めの時みたいに酷く傷つけられない事、恋人と繋がる気持ち良さを知っている今はもう大丈夫。
入っては戻ってを繰り返しながら祐羽が馴染んだ頃、九条が覆いかぶさってキスをしてきた。
「ハァッ、アッ、ンンッ、ンッ…」
とろんとした顔でキスを受け入れていると、九条の腰の動きも速くなっていく。
キスと胎内の気持ち良さに脳が蕩けそうになる。
時折「祐羽」と名前を呼ばれ九条の吐息を耳にすれば、もう脳には気持ちいいという単語しか浮かんでこない。
「アッ、アッ、アッ、アンッ、ダメですっ、そこっ…ッ」
気持ちよくなる場所は九条にはもうすっかりバレていて、太く硬いペニスで容赦なく突かれる。
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