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「おっ、月ヶ瀬来たかー!」 運動部は基本的に運動場に設置されたテントで出店しており、そこも大勢の客でごった返している。 そんな中、早くも自分を見つけた元部長の宇佐美が笑顔で出迎えてくれた。 背も高いが声も大きく顔もそこそこイケメンなので目立ってしまう為、自然と祐羽も注目を浴びる。 浴びたのも一瞬で、やはり左右の美形オーラに人々は吸い寄せられていた。 それは宇佐美や高橋たちバスケ部も同じだった。 「月ヶ瀬が来たぞ~」 「待ってたぞ」 笑顔で全員から声をかけて貰い祐羽の気持ちは一気に上がる。 優しく仲の良い先輩達が大好きだからだ。 「お疲れ様です。えーっと、ゲーム一回お願いします!」 笑顔でテヘへと笑いながら小銭を出す祐羽に「子どものお使いか?」のツッコミが入る。 祐羽は当番を朝一番にちょっと手伝った程度で、基本的に免除となっている。 バスケ部の出店は一年生に優しい運営なのだ。 なので祐羽の仕事はもう一切なく、残り一日を存分に楽しむだけだった。 「お前、それより隣の人達誰だよ?」とコソッと宇佐美が訊ねた。 それは部員全員の、そして偶然居合わせた客の間でも気になる案件で一気に視線が集中する。 「こっちの人は見たことあるけど…」 中瀬をチラッと見る。

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