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昼間にも会えたのに、こうして迎えに来てくれるなんて凄いことだと嬉しくて。 普段そうでもない祐羽のおしゃべりは止まらない。 眉をキリッ、目をうるっとさせ、真剣な表情で「そこで変なお部屋に入ってしまって。そこはなんとですね、えーっと確か、怖い呪いの部屋?だったんです!!」 「人が檻に入れられて、占いもして貰って」と下手くそでトンチキな話をする祐羽に、九条は話半分で聞くのであった。 車は少しの渋滞で時間は食ったものの比較的スムーズに大通りを抜けて、見慣れた閑静な住宅街を走り九条のマンションへと戻って来た。 自宅の玄関ドアへ着くと、眞山と中瀬が頭を下げる。 「では、失礼致します」 中瀬に「今日はありがとうございました」と言えば「またな」と帰って行った。 中に入って、ようやく帰って来たとホッと溜め息をつけば後ろから急に大きな体に包み込まれた。 「わわっ?!九条さん?どうしたんですか?」 九条も仕事で疲れたんだろうと思い「お疲れ様です」と声を掛けると、首筋にキスを落とされて「ひゃっ」と声が漏れる。 驚きつつ顔を向けると九条に顎を掴まれて唇に優しいキスを施された。 小さな濡れた音に顔を赤らめる祐羽に九条が「お前も疲れただろう?」と労る様子を見せる。 ※お返事できず、すみません。 作者のアトリエブログ等で優しい気づかいのお言葉や反応をくださり、ありがとうございました。 ゆっくりですが進む予定です。 引き続き更新が続く間は宜しくお願い致します。

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