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6.千年の巨木
「女の手じゃ擦る時も片手に余る、口には先っぽしか入れらんない、で、最終的には無理って言われる。周防はカッコいいとか羨ましいとか言ってくれたけどさ、正直…あんま良いもんでもない」
………そっか…。
デカいヤツにもデカいなりの悩みがあるもんなんだな……。
───あっ!俺は別に特別ちっちゃいワケじゃないから!悩みとか全然無いから!
サイズには不自由してないし、結構綺麗だと思うし、きっと女の子受けも良いと思う!
未だ使い先は見出だせてないけど……
しかもここ、男子校だけど………ズーン
んでも……やっぱりそのお宝
もったいない……
橘の樹齢千年の巨木を遠慮がちに見る。
「……ね、ちょっと触ってみてもいい?」
「は……、ッ!?」
「布越しだから平気」
「いっ…いやいや、お前の目からはモロ出しに視えてるんだろ!?」
「まあそこは置いといて、思春期の好奇心を満たすボランティアだと思って!」
「いやお前、思春期抉らせてるだろ?!」
「ちょっとだけでいいから!」
お願い!と目の前で手を合わせれば、橘は観念したように、股関を隠していた大きな掌をそっとどかした。
「…特別だからな」
おずおずと手を伸ばす。
包み込むように触れると、ピクリと反応した。
撫でた感触は、やっぱり布のそれだ。
「……わっ、わわっ!」
いやらしい感じで触ってるわけでもないのに、そこは徐々に膨らんで、窮屈そうに形を歪ませてく。
オレには見えないけど、パンツとズボンで押さえつけられてんだもんな。
苦しいな?おお、よしよし。
「俺、他人の勃起してるち○こ初めて見たぁ。本気の時はもっとデカくなんだよな、コレ?」
「お前な……」
橘は呆れてるのか困ってるのか、額を押さえて溜息を吐き出す。
「窮屈で苦しいから、…出すからな」
「ん?出すって…」
「お前が煽ったんだから、直に触れよ」
「へっ……!?」
出…出すって、
触れって……
まさかの、ち○こですか!?
「コレの本気、見たいんだろ?」
そっ…それはちょっとなんか違わないですか───っ!?
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