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しかも日比谷がフォローしてるやつらは大体よくわからん。ポテトチップスの油に関する研究論文を添付していたり、人の妄想について物理学を用いて語っていたり。本当にこういう手の話が好きなんだな。 「じゃあアンケートは任せるとして、その結果をまとめるのは俺も一緒にやるよ」 「それは非常に助かる」 最後の考察は2人で考えて発表しようということになった。たかが学校の読書発表会なのに、こんなにガチでやってるのはきっと俺達ぐらいだ。クラスメイトの前で発表するのに抵抗がないと言えば嘘になるが、日比谷が隣にいるとなぜか安心する。 「なんならアカウントを共有しようか?君も僕のSNSを操作できるようになるし」 「それはだめに決まってるだろ!」 「パスワードがkazu……」 「言わなくていいから!」 俺は必死に日比谷を黙らせた。自ら情報漏洩してどうするんだよ、全く。日比谷のアカウントを共有だなんて……興味ないことはない(むしろある)けど、俺がログインするのは流石に犯罪だ。というか結構お茶目なところもあるんだな、可愛いな。 日比谷のスマホを見てふと思った。そういや連絡先知らないな。今まで自分から連絡先を聞いたことがないし、学校関係のもほとんど持ってない。ポケットからスマホを取り出してみる。やはり通知はゼロだ。 今後一緒に準備をするにあたって連絡先を交換した方がいいのではないか。何より、こいつとの繋がりが欲しかった。学校でだけじゃ足りなくなってしまった。ついこの間まで赤の他人だったのに。少し話しただけで満たされていたのが嘘のようだ。 どうしよう。断られたら怖いから聞かないでおこうか。でも……後悔する気がした。少しずつ近づくこの距離。今なら聞いてもいいかな……。 「あのさ……これから色々やり取りすると思うし、その……連絡先、教えてもらっても……」 肝心な言葉が途切れ途切れになる。これだからコミュ障は……。我ながら嫌になってくる。鼓動が漏れそうなくらいにドキドキ鳴っている。 日比谷はきょとんとしている。たぶん、連絡先を聞かれるのは予想外だったんだろう。やっぱり断られるかな。陰キャのくせに調子に乗りすぎたかな。 やがて日比谷の唇がそっと動いた。 「いいよ、その方が物事もスムーズに進みそうだし」

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