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1件のメッセージ

* 翌日、ビクビクしながら1日を過ごしたが、クラスメイトから日比谷とのことでからかわれることも、陰口を言われることもなかった。平穏な日であった。斎藤は昨日の件について話してないみたいだ。俺はほっとしてため息をついた。 その日の夜、ベッドの上でスマホをいじっているとメッセージが飛び込んできた。 「斎藤!?」 まだ既読をつけていないが、送り主は斎藤。てっきり交換しただけで終わりだと思っていた。中身が気になるが、見える範囲が限られていて肝心な内容がわからない。日比谷絡みの内容なのか、どうでもいい話なのか……。すぐ既読をつけていいものか悩んだ挙句、俺は好奇心に負けてメッセージを開けることにした。 『かわしー、お疲れ! ちょっと提案なんだけどさ、予定が合う日にひびやんと3人で遊びに行かない? そりゃ2人で遊びに行くのがベストだろうけど、いきなりだとハードル高いよなって。 もしよければ、どうかな? それとももう2人でどっか行ける仲??(ニヤリ)』 「何言ってんだこいつ……!?」 俺は何回もその文章を読んだ。読み間違いではないようだ。3人で、遊びに行く……?そんな、俺が高校生になって誰かと出かけたのは、日比谷と市の図書館に行った時くらいだ。しかもあれは別に遊びではない。ただの資料集めにすぎない。スマホを持つ手が震える。俺はなんとかして返信の文字を打った。 『お疲れ。 それはすごく嬉しいんだけど……斎藤が無理してないかなって。』 送信して10秒くらいで既読がついた。早すぎだろこいつ。そして間もなくメッセージが返ってきた。 『そんな、俺昨日応援したいって言ったじゃん!迷惑だったらごめん。』 なんて素直なやつだ。俺も彼を見習って素直になった方がいいのかな。 『迷惑とかそんなこと思ってないよ。むしろ嬉しい。確かに、2人で遊びに行く勇気はないから、3人だとすごくありがたい……。』 『よかった!じゃあ、今月はいつなら空いてる?』 『俺大体暇してるから、土日だったらいつでも大丈夫だよ。』 『オッケー!俺も部活ある日以外は基本空いてるから、ひびやんにも予定聞いてくる!』 『わかった。色々とありがとう。』

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